衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。…

主な医薬品とその作用 第98問

衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 忌避剤は人体に直接使用されるが、蚊、ツツガムシ等が人体に取り付いて吸血したり、病原細菌等を媒介するのを防止するものであり、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果はない。イ 燻蒸剤は殺虫成分を基剤に混ぜて整形し、加熱したとき又は常温で徐々に揮散するようにしたものである。ウ 有機リン系殺虫成分は、アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と不可逆的に結合してその働きを阻害する作用を持つ。エ ヒョウヒダニ類は、通常は他のダニや昆虫の体液を吸って生きているが、大量発生したときにはヒトが刺されることがある。刺されるとその部位が赤く腫れて痒みを生じる。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(ア、ウ)です。 【ア 正しい ―― 忌避剤】 忌避剤は人体に直接使用されますが、蚊、ツツガムシ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ノミ等が人体に取り付いて吸血したり、病原細菌等を媒介するのを防止するものであり、虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果はありません。 【イ 誤り ―― それは「蒸散剤」の説明】 「殺虫成分を基剤に混ぜて整形し、加熱したとき又は常温で徐々に揮散するようにしたもの」は蒸散剤です。燻蒸剤は、空間噴射の殺虫剤のうち、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものです。
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【ウ 正しい ―― 有機リン系殺虫成分】 有機リン系殺虫成分は、殺虫作用をもたらすアセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と不可逆的に結合してその働きを阻害します。ほ乳類や鳥類では速やかに分解されて排泄されるため毒性は比較的低いとされますが、高濃度又は多量に曝露した場合には、神経の異常な興奮が起こり、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがあります。 【エ 誤り ―― それは「ツメダニ類」の説明】 「通常は他のダニや昆虫の体液を吸って生きているが、大量発生したときにはヒトが刺されることがある」のは、ツメダニ類です。ヒョウヒダニ類やケナガコナダニは、ヒトを刺すことはありませんが、ダニの糞や死骸がアレルゲンとなって気管支喘息やアトピー性皮膚炎などを引き起こすことがあります。

出典:登録販売者試験 令和3年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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