皮膚に用いる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい…
主な医薬品とその作用 第90問
皮膚に用いる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。イ テルビナフィン塩酸塩は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。ウ フラジオマイシン硫酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。エ シクロピロクスオラミンは、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 誤
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 誤 エ: 正
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはアだけで、イ・ウ・エは誤りです。
【(ア)正しい】
バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。
【(イ)が誤り ―― これはウンデシレン酸の説明】
患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑えるのは、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛です。テルビナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑えます。
【(ウ)が誤り ―― フラジオマイシンは細菌のタンパク質合成を阻害】
フラジオマイシン硫酸塩やクロラムフェニコールは、細菌のタンパク質合成を阻害することにより抗菌作用を示す抗菌成分です。皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げるのは、テルビナフィン塩酸塩などの抗真菌成分です。
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【(エ)が誤り ―― シクロピロクスオラミンは抗真菌成分】
シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、増殖を抑える抗真菌成分です。細菌の DNA 合成を阻害するのは、スルファジアジンなどのサルファ剤です。
出典:登録販売者試験 令和7年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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