HIV(ヒト免疫不全ウイルス)訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第20問

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a HIV訴訟は、国及び製薬企業を被告とし、大阪地裁、東京地裁で提訴され、両地裁で和解が成立した。b HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、薬害の再発を防止するための様々な取り組みを推進したが、その後、サリドマイド訴訟、スモン訴訟が相次いで起こった。c HIV感染者に対する恒久対策のほか、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等を内容とする改正薬事法が成立し、施行された。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)です。 【(a)正しい ―― 提訴と和解】 HIV訴訟は、国及び製薬企業を被告として1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁で提訴され、1996年3月に両地裁で和解が成立しました。 訴訟の内容 …… 血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルスが混入した原料血漿から製造された 血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより感染したことに対する損害賠償訴訟です。 「免疫グロブリン製剤」ではない点に注意してください。 【(b)が誤り ―― 時系列が逆】 サリドマイド訴訟とスモン訴訟は、HIV訴訟よりも前に起こった薬害です。
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時系列の整理 …… サリドマイド訴訟は1963年提訴、1974年和解。 スモン訴訟は1971年提訴、1979年全面和解。 HIV訴訟は1989年提訴、1996年和解。 CJD訴訟は1996年提訴、2002年和解。 C型肝炎訴訟は2002年以降提訴、2008年に救済特別措置法成立。 年号を丸暗記するより、この順序を押さえてください。 【(c)正しい ―― 緊急輸入制度】 HIV感染者に対する恒久対策のほか、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等を内容とする改正薬事法が1996年に成立し、1997年に施行されました。 その他の取り組み …… エイズ治療研究開発センター及び 拠点病院の整備、治療薬の早期提供、検査や献血時の問診の充実を通じた 血液製剤の安全確保対策などが進められました。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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