大腸及び肛門に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第24問

大腸及び肛門に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。b 腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便となる。c 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンEを産生している。d 肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部であり、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(d)です。 【(a)正しい ―― 便意の仕組み】 S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こります。通常、直腸は空になっている、という点もあわせて覚えてください。 【(b)正しい ―― 大腸での吸収】 腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便となります。 【(c)が誤り ―― ビタミンEではなくビタミンK】 血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なのはビタミンKです。大腸の腸内細菌はビタミンKを産生しています。
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ビタミンKの働き …… 血液凝固因子の合成に必要で、不足すると出血が止まりにくくなります。 ビタミンEは抗酸化作用を持ち、血流を改善する目的で用いられる別のビタミンです。 【(d)正しい ―― 歯状線】 肛門は直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部で、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線があります。 痔との関わり …… 歯状線より上の直腸側にできる痔核を内痔核、下の肛門側にできるものを外痔核といいます。 内痔核は自覚症状が少なく、排便時の出血や脱出で気づくことが多いのが特徴です。 直腸粘膜には知覚神経が通っていないためです。 肛門周囲は動脈と静脈が細かい網目状に通っていて肛門周囲静脈叢を形成しており、ここが鬱血すると痔核となります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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