胃の薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第71問
胃の薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示すとされる。b ユウタンは、クマ科のUrsus arctos Linné又はその他近縁動物の舌を乾燥したものを基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。c スクラルファートは、炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補うことを目的として用いられる。d 安中散は、体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、吐きけ、嘔吐などを伴うものの神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱に適するとされる。
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(a、d)
- (4)(b、c)
- (5)(b、d)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(d)の2つです。
【(a)正しい ―― ピレンゼピン塩酸塩】
消化管の運動にはほとんど影響を与えずに、胃液の分泌を抑える作用を示します。ただし、消化管以外では抗コリン作用を示すため、排尿困難、動悸、目のかすみといった副作用が現れることがあります。服用後は乗物又は機械類の運転操作を避けてください。
【(b)が誤り ―― ユウタンは「胆汁」で「苦味」による健胃】
ユウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられます。「舌」でも「香り」でもありません。2か所が誤っています。
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健胃生薬の整理 ……
苦味によるものはオウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、リュウタン、ユウタン。
香りによるものはケイヒ、ウイキョウ、コウボク、ショウキョウ、チョウジ、チンピ、ソウジュツ、ビャクジュツ。
苦味や香りが刺激となって反射的な唾液や胃液の分泌促進をもたらすため、オブラートで包むなど味や香りを遮蔽すると効果が期待できません。
【(c)が誤り ―― スクラルファートは胃粘膜保護・修復成分】
炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質等の分解に働く酵素を補うのは、ジアスターゼ、プロザイム、ニューラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の消化成分です。スクラルファートは胃粘膜保護・修復成分で、アルミニウムを含むため透析を受けている人は使用できません。
【(d)正しい ―― 安中散】
体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、吐きけ、嘔吐などを伴うものの神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱に適します。カンゾウを含みます。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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