心臓の働き、動悸、息切れに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第77問

心臓の働き、動悸、息切れに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きを担っているが、通常、体性神経系によって調整がなされている。b 酸素の供給が過多となり、呼吸運動によって取り込む空気の量を減らすことで、息切れが起こる。c 心臓の働きが低下して十分な血液を送り出せなくなり、脈拍数を増やすことによってその不足を補おうとして動悸が起こる。d 正常な健康状態では、興奮したときも動悸、息切れは発生しない。

正答 (1)
正答は (1)。(c)だけが正しい記述です。 【(a)が誤り ―― 体性神経系ではなく自律神経系】 心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きを担っており、自律神経系によって調整がなされています。 二つの神経系 …… 体性神経系 …… 随意運動、知覚等を担う。         意識して動かせる 自律神経系 …… 呼吸や血液の循環等、         生命や身体機能の維持のため         無意識に働いている 心臓を意識して止めたり速めたりはできません。 そこから引けます。
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【(b)が誤り ―― 供給不足で空気の量を増やす】 息切れは、心臓から十分な血液が送り出されないことによって酸素の供給が低下し、呼吸運動によって取り込む空気の量を増やすことで代償しようとして起こります。 設問は逆 …… 「酸素の供給が過多となり、取り込む空気の量を減らす」は正反対です。 足りないから たくさん吸おうとする、という筋道です。 【(c)正しい ―― 動悸の起こり方】 心臓の働きが低下して十分な血液を送り出せなくなり、脈拍数を増やすことによってその不足を補おうとして動悸が起こります。 そのほかの原因 …… 貧血によって血液中の赤血球が減少したり、心臓に元気がない場合にも動悸が起こります。 貧血による動悸には貧血用薬が用いられます。 【(d)が誤り ―― 健康な人でも起こる】 正常な健康状態であっても、激しい運動をしたり、興奮したときなどには動悸や息切れは起こります。 受診を勧める目安 …… 激しい運動をしていないのに、動悸や息切れが頻繁に起こる場合や、一過性ではなく 継続する場合には、医療機関を受診するよう 促します。 強心薬を使う場面 …… 疲労やストレス等による 軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて改善することを目的とするものです。 病気を治す薬ではありません。 5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、医療機関を受診します。

出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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