胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第74問

胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う等の場合は、胃腸鎮痛鎮痙薬を用い、受診勧奨はしなくてよい。b 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどであり、複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなる。c オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。d パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すが、抗コリン成分と異なり、眼圧を上昇させる作用はない。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)の2つです。 【(a)が誤り ―― 受診勧奨が必要】 痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う、下痢や血便・血尿を伴う、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合は、基礎疾患が疑われるため医療機関を受診する必要があります。「受診勧奨はしなくてよい」という記述は明確に誤りです。 その他の受診が必要な場面 …… 下痢に伴う腹痛については、基本的に下痢への対処が優先されます。 また、血尿を伴う側腹部の痛みは尿路結石による可能性があり、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用対象ではありません。
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【(b)正しい ―― 併用による副作用】 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどです。複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用されると、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する副作用が現れやすくなります。 具体例 …… 抗コリン成分による 口渇、便秘、排尿困難、目のかすみ、異常なまぶしさ、動悸など。 【(c)正しい ―― オキセサゼイン】 局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用されます。ただし、妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦、15歳未満の小児は使用を避けます。 【(d)が誤り ―― パパベリンは眼圧を上昇させる】 パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示します。抗コリン成分と異なり胃液分泌を抑える作用はありませんが、眼圧を上昇させる作用はあります。そのため、緑内障の診断を受けた人は相談が必要です。設問は「眼圧を上昇させる作用はない」としており誤りです。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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