浣腸薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第77問

浣腸薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a グリセリンが配合された浣腸薬は、グリセリンによる組織修復促進を期待して、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血している場合に使用される。b グリセリンが配合された浣腸薬を使用すると、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れることがある。c 注入剤を使用する場合は、薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入する。d ソルビトールは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)の2つです。 【(a)が誤り ―― 出血しているときは使わない】 グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血している場合に使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って赤血球の破壊(溶血)を引き起こしたり、腎不全を起こしたりするおそれがあります。組織修復促進を期待して使うものではありません。痔出血の症状がある人は使用前に相談が必要です。 【(b)正しい ―― 排便時の血圧低下】 グリセリンが配合された浣腸薬を使用すると、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れることがあります。
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助言 …… 使用後はしばらく座って様子をみるよう 伝えてください。転倒につながります。 また、心臓病の診断を受けた人は、排便直後の急激な血圧低下等により症状を悪化させるおそれがあるため相談が必要です。 【(c)正しい ―― 注入剤の使い方】 薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入します。 その他の使い方の要点 …… 薬液は人肌程度に温めておくと不快感が少なくなります。 注入するときはゆっくりと押し込み、注入後はにわかに排便を試みないで便意が強まるまで3分から10分程度我慢します。 半量等を使用した場合は、残量を再利用せずに廃棄します。 【(d)が誤り ―― これは炭酸水素ナトリウムの説明】 直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生し、その刺激によって排便を促すのは炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤です。ソルビトールは、グリセリンと同じく浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込み、直腸粘膜を刺激します。

出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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