小児への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第9問
小児への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため、小児に対して使用しないことなどの注意を促している場合がある。b 小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある。c 小児は、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい。d 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)です。
【(a)正しい ―― 形状等による注意】
医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため、小児に対して使用しないことなどの注意を促している場合があります。
年齢区分の目安 ……
新生児 …… 生後4週未満
乳児 …… 生後4週以上、1歳未満
幼児 …… 1歳以上、7歳未満
小児 …… 7歳以上、15歳未満
ただし、一般用医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として15歳未満を小児としている場合が多くあります。
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【(b)正しい ―― 肝臓や腎臓の機能が未発達】
医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかるため、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがあります。
【(c)が誤り ―― 脳に達しやすい】
小児は血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすくなります。
「未発達」から何が出るか ……
関門が未発達なら、通す力が弱いのではなく
せき止める力が弱いということです。
だから脳に届きやすくなります。
【(d)が誤り ―― 腸は長く、吸収率は高い】
小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高いとされています。
小児の三点セット ……
腸が長い → 吸収率が高い
肝臓・腎臓の機能が未発達 → 代謝・排泄に時間がかかる
血液脳関門が未発達 → 脳に達しやすい
いずれも「大人より影響を受けやすい」方向にそろっています。
出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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