駆虫薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第76問

駆虫薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 一般用医薬品の駆虫薬は、腸管内に生息する虫体のほか、虫卵にも効果を示す。b 複数の駆虫薬を併用することで、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもある。c 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫、蟯虫及び条虫(いわゆるサナダ虫など)である。d 食事を摂って消化管内に内容物があるときに一般用医薬品の駆虫薬を使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多い。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)です。 【(a)が誤り ―― 虫卵には効かない】 一般用医薬品の駆虫薬は、腸管内に生息する虫体にのみ作用します。虫卵や、腸管内以外に潜伏した幼虫には駆虫作用が及びません。 だから …… 完全に駆除するためには、虫卵から成虫になるのを待って、1か月以上間隔を置いてから 再度使用する必要があります。 【(b)正しい ―― 併用で減弱することがある】 複数の駆虫薬を併用することで、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもあります。 だから ……
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駆虫薬は複数の駆虫薬を併用しないこととされています。 また、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすくなります。 【(c)が誤り ―― 条虫は対象外】 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫です。 条虫(いわゆるサナダ虫など)や鉤虫、旋毛虫、鞭虫等は対象外であり、これらについては医療機関を受診して診療を受けることになります。 回虫と蟯虫の違い …… 回虫 …… 孵化した幼虫が       腸管壁から体組織に入り込み、肺に達した後、気道から再び消化管内に入って成虫となる。       腹痛や下痢、栄養障害等のほか、呼吸器等に障害を引き起こす 蟯虫 …… 肛門から這い出してきて       周囲に産卵するため、肛門部の痒みやそれに伴う       不眠、神経症を引き起こす 【(d)正しい ―― 空腹時に使用する】 食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多くあります。 なぜ吸収を避けるのか …… 駆虫薬は腸管内の虫体に直接作用するものです。 体に吸収されてしまうと効かないばかりか、全身性の副作用が現れやすくなります。 ヒマシ油との併用 …… 駆虫薬とヒマシ油を併用すると、駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まります。 併用は避けます。

出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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