コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第79問

コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a コレステロールは、水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。b コレステロールは、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質であり、コレステロールの産生及び代謝は、主として膵臓で行われる。c 血液中の低密度リポタンパク質(LDL)が多く、高密度リポタンパク質(HDL)が少ないと、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。d 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴わないことが多い。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(c)(d)です。 【(a)が誤り ―― 水に溶けにくい】 コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。 筋道 …… 水に溶けやすいのであれば、わざわざ タンパク質と結合して運ぶ必要がありません。 溶けにくいからこそ 運び手が要る、ということです。 【(b)が誤り ―― 膵臓ではなく肝臓】 コレステロールの産生及び代謝は、主として肝臓で行われます。 コレステロールの働き ……
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細胞の構成成分であり、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質です。 つまり …… コレステロールは生体に不可欠な物質です。 「悪いもの」ではありません。 【(c)正しい ―― LDLとHDL】 血液中の低密度リポタンパク質(LDL)が多く、高密度リポタンパク質(HDL)が少ないと、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなります。 二つの役割 …… LDL …… 肝臓で生成された       コレステロールを末梢組織へ運ぶ HDL …… 末梢組織の       コレステロールを肝臓へ運ぶ 方向で覚えてください。 LDLは肝臓から出ていく、HDLは肝臓へ戻る。 脂質異常症の基準 …… 医療機関で測定する検査値として、LDL 140 mg/dL以上、HDL 40 mg/dL未満、中性脂肪 150 mg/dL以上のいずれかである状態を脂質異常症といいます。 【(d)正しい ―― 自覚症状を伴わない】 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴わないことが多いとされます。 販売時の助言 …… 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣の改善を妨げることのないよう、食事療法、運動療法が基本であることを説明することが重要です。 また、1~3か月使用しても検査値に改善がみられない場合には、医師の診療を受けることを勧めます。

出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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