鎮咳去痰薬に用いられる痰の切れを良くする成分(去痰成分)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第69問

鎮咳去痰薬に用いられる痰の切れを良くする成分(去痰成分)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。b エチルシステイン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液の分泌を促進させる。c カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。d ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(c)(d)の2つです。 去痰成分は、働きによって次のように整理されます。 気道粘膜からの粘液の分泌を促進する …… グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム 痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる …… エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン 粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする …… カルボシステイン 粘液分泌促進、溶解低分子化、線毛運動促進のすべてを示す ……
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ブロムヘキシン塩酸塩 【(a)が誤り ―― グアイフェネシンは分泌促進】 グアイフェネシンは気道粘膜からの粘液の分泌を促進する成分です。「粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする」のはカルボシステインです。 【(b)が誤り ―― エチルシステインは溶解低分子化】 エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させます。粘液の分泌を促進する成分ではありません。設問は(a)と(b)で働きを入れ替えています。 【(c)正しい ―― カルボシステイン】 痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させます。加えて、粘液成分の含量比を調整する働きもあるため、2つの分類にまたがる成分です。 【(d)正しい ―― ブロムヘキシン塩酸塩】 気道粘膜からの粘液分泌促進作用、溶解低分子化作用、線毛運動促進作用を示します。3つの働きを併せ持つ点が特徴です。 その他の去痰成分 …… キキョウ、オウヒ、セネガ、オンジ、セキサン、バクモンドウ等の生薬も去痰作用を期待して用いられます。 なお、セネガ及びオンジは糖尿病の検査値に影響することがあるため、一定量以上を含む製品では、成分及び分量に関連する注意として記載されます。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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