外皮用薬に配合されるサリチル酸メチルの作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第90問
外皮用薬に配合されるサリチル酸メチルの作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と同様の化学構造(ステロイド骨格)を持つ化合物として、抗炎症作用をもたらす。
- (2)主として局所刺激により患部の血行を促し、また、末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらすと考えられている。
- (3)肥満細胞から遊離したヒスタミンとその受容体タンパク質との結合を妨げることにより、患部局所におけるヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
- (4)末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、血管の拡張による血行促進作用をもたらす。
- (5)患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。
正答 (2)
正答は (2)。局所刺激による血行促進と、末梢の知覚神経の軽い麻痺です。
【サリチル酸メチルの作用】
主として局所刺激により患部の血行を促し、また、末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらすと考えられています。
位置づけ ……
手引きでは、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコールは、非ステロイド性抗炎症成分とは分けて「その他」の成分としてまとめられています。
注意の区別 ……
吸収された成分の一部が循環血流に入る可能性があるため
妊婦又は妊娠していると思われる女性で使用を避けるとされるのは、インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナク、ピロキシカム、ジクロフェナクナトリウム等です。
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【ほかの選択肢は何の説明か】
(1)ステロイド性抗炎症成分
…… 副腎皮質ホルモン
(ステロイドホルモン)と同様の化学構造
(ステロイド骨格)を持つ。
デキサメタゾン、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ヒドロコルチゾン等
(3)抗ヒスタミン成分
…… 肥満細胞から遊離した
ヒスタミンとその受容体タンパク質との結合を妨げる。
ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンマレイン酸塩等
(4)カルプロニウム塩化物
…… 末梢組織において
アセチルコリンに類似した作用
(コリン作用)を示し、血管の拡張による
血行促進。
毛髪用薬に配合される
(5)収斂・皮膚保護成分
…… 患部のタンパク質と結合して
皮膜を形成し、皮膚を保護する。
酸化亜鉛、ピロキシリン(ニトロセルロース)等
【ステロイド性抗炎症成分の注意】
ステロイド性抗炎症成分は、外用の場合、広範囲に生じた皮膚症状や慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではありません。
また ……
末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すため、細菌、真菌、ウイルス等による
皮膚感染
(水痘、みずむし・たむし等)や、持続的な刺激感の副作用が現れることがあります。
化膿している患部には使用を避けます。
出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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