漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第96問

漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、中薬と呼ばれ、漢方薬と同じものである。b 漢方処方製剤は、生薬成分を組み合わせて配合された医薬品で、個々の有効成分(生薬成分)の薬理作用を主に考えて、それらが相加的に配合されたものである。c 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなる。d 一般用医薬品に用いることが出来る漢方処方は、現在50処方程度である。

正答 (1)
正答は (1)。(c)だけが正しい記述です。 【(a)が誤り ―― 中薬と漢方薬は別物】 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は中薬と呼ばれますが、漢方薬とは明らかに別物です。 漢方医学とは …… 古来に中国から伝わり、日本において発展してきた日本の伝統医学です。 中医学とは考え方の基礎が異なります。 【(b)が誤り ―― 処方全体で一つの有効成分】 漢方処方製剤は、処方全体としてその効能効果が定められているものです。個々の生薬成分の薬理作用を主に考えて相加的に配合されたものではありません。
解説の続きをみる続きを閉じる
ここが重要な理由 …… 「処方全体で一つの有効成分」と捉えるため、配合されている生薬を勝手に増減することはできません。 生薬製剤とはこの点で考え方が違います。 【(c)正しい ―― 「証」に合わないとき】 患者の「証」に合わないものが選択された場合には、効果が得られないばかりでなく、副作用を生じやすくなります。 「証」とは …… 患者の体質や症状を表したものです。 一般用医薬品では、「証」の考え方がなじみにくいことから、「しばり(使用制限)」として「体力中等度以上で」等と表現されています。 【(d)が誤り ―― 50ではなく294程度】 一般用医薬品に用いることができる漢方処方は、現在294処方程度です。数字がかなり違うので、そのまま覚えておいてください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和6年度 第76問駆虫薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  2. 令和7年度 第62問かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せ
  3. 令和7年度 第88問鼻に用いる薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  4. 令和3年度 第74問胃又は腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正し
  5. 令和3年度 第100問一般用検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  6. 令和4年度 第86問外皮用薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク