血液及びリンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
人体の働きと医薬品 第25問
血液及びリンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が減少する。
- (2)血漿中のアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成し、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
- (3)血液の粘稠性は、主として血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与えない。
- (4)リンパ球は、血液中の白血球の中で最も数が多く、白血球の約60%を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環している。
- (5)リンパ液の流れは、主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
正答 (2)
正答は (2)。アルブミンの説明が正しい記述です。
【(2)正しい ―― アルブミン】
血漿中のアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成し、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくします。
もう一つの働き ……
血液の浸透圧を保持する
働きがあります。
排泄との関係 ……
複合体は腎臓で濾過されないため、尿中に排泄されずに体内に留まります。
また、薬物代謝酵素の作用も受けません。
【(1)が誤り ―― 増加する】
標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が増加します。
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筋道 ……
酸素が少ないのですから、少ない酸素を効率よく運ぶために赤血球を増やします。
減らしてはますます足りなくなります。
【(3)が誤り ―― 血中脂質量はほとんど影響しない】
血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まります。血中脂質量はほとんど影響を与えません。
設問は逆 ……
「主として血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与えない」はそっくり逆さまです。
脱水のとき ……
血漿の水分量が減ると粘稠性が高まります。
【(4)が誤り ―― 最も多いのは好中球】
血液中の白血球の中で最も数が多く、約60%を占めるのは好中球です。
白血球の内訳 ……
好中球 …… 約60%。
感染が起きた組織に集まって細菌等を取り込んで分解する
リンパ球 …… 約1/3。
T細胞リンパ球(異物を認識)とB細胞リンパ球(抗体を産生)
単球 …… 約5%。最も大きく、
強い食作用を持つ。
組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)
なお ……
「血液のほか
リンパ液にも分布して循環している」という部分はリンパ球について正しい記述です。
【(5)が誤り ―― 平滑筋ではなく骨格筋】
リンパ液の流れは、主に骨格筋の収縮によるもので、流速は血流に比べて緩やかです。
なぜか ……
リンパ管には心臓のようなポンプがありません。
体を動かすことで周りの骨格筋に押されて流れます。
リンパ管の弁 ……
逆流防止のための弁があり、リンパ液は一定の方向に流れています。
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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