鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第67問

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。b ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用と内耳への血流改善作用を示す。c メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。d 3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、一般用医薬品として、3歳未満の乳幼児を対象とした乗物酔い防止薬はない。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)です。 【(a)が誤り ―― これはジプロフィリンの働き】 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として配合されるのはジプロフィリン等のキサンチン系成分です。 アリルイソプロピルアセチル尿素とは …… 鎮静成分です。 不安や緊張などの心理的な要因を和らげることを目的として配合されます。 ブロモバレリル尿素も同じ鎮静成分です。 【(b)正しい ―― ジフェニドール塩酸塩】 内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用と内耳への血流改善作用を示します。
解説の続きをみる続きを閉じる
位置づけ …… 抗めまい成分です。 抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用を示します。 注意 …… 抗コリン作用も示すため、排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では注意が必要です。 副作用として頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常なまぶしさ、口渇等が現れることがあります。 【(c)が誤り ―― 遅く、長い】 メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長いという特徴があります。 設問は逆 …… 「早く現れ、持続時間が短い」ではありません。 だから …… 主に乗物酔い防止薬に配合されます。 長い移動に向くためです。 【(d)正しい ―― 3歳未満向けの製品はない】 3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、一般用医薬品として、3歳未満の乳幼児を対象とした乗物酔い防止薬はありません。 だから …… 3歳未満の乳幼児に乗物酔いのような症状が現れた場合には、他の要因 (耳の障害、その他の病気)が考えられるため、医師の診療を受けることが優先されます。 小児の乗物酔い …… 乗物酔い防止薬に配合されている成分は、かぜ薬、解熱鎮痛薬、催眠鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸薬等にも配合されていることが多く、併用は避ける必要があります。

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和4年度 第87問きず口等の殺菌消毒薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  2. 令和5年度 第73問胃や腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい
  3. 令和5年度 第99問殺虫剤・忌避剤及び衛生害虫に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  4. 令和6年度 第85問内服アレルギー用薬に配合される次の成分のうち、抗ヒスタミン成分の組合せはどれか。
  5. 令和3年度 第71問口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合
  6. 令和3年度 第97問消毒薬の誤用・事故による中毒への応急処置に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはど

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク