外皮用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第90問

外皮用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であり、にきび治療薬に用いられるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。b ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象としている。c クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合されている場合がある。d テシットデシチンは、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(c)です。 【(a)正しい ―― イブプロフェンピコノール】 イブプロフェンの誘導体であり、にきび治療薬に用いられますが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されません。 働き …… 吹き出物への面皰(にきび)の拡張を抑える働きがあります。 にきび治療薬のほかの成分 …… イオウ …… 角質層を構成するケラチンを      変質させ、角質軟化。      抗菌、抗真菌作用も レゾルシン …… 角質層を軟化させる。       細菌や真菌類のタンパク質を変性させる
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サリチル酸 …… 角質成分を溶解 【(b)が誤り ―― 広範囲・慢性は対象外】 ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではありません。 なぜか …… 末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すため、細菌、真菌、ウイルス等による 皮膚感染 (水痘、みずむし・たむし等)や、持続的な刺激感の副作用が現れることがあります。 だから …… 化膿している患部には使用を避けます。 また、長期連用を避けます。 外用のステロイド性抗炎症成分 …… デキサメタゾン、プレドニゾロン吉草酸エステル 酢酸エステル、ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン酪酸エステル、ヒドロコルチゾン酢酸エステル。 【(c)正しい ―― クロタミトン】 皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合されます。 位置づけ …… 局所刺激成分のうち、温感刺激を与えるものです。 冷感刺激成分 …… メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油。 知覚神経を麻痺させることによる 鎮痛・鎮痒の効果も期待されます。 【(d)が誤り ―― これは収斂・皮膚保護成分】 患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示すのは酸化亜鉛やピロキシリン(ニトロセルロース)です。 テシットデシチンとは …… 局所麻酔成分です。 きり傷、擦り傷等の創傷面の痛みや、湿疹、皮膚炎等による 皮膚の痒みを和らげます。 局所麻酔成分 …… ジブカイン塩酸塩、リドカイン、アミノ安息香酸エチル、テシットデシチン。 注意 …… 酸化亜鉛は患部に浸出液が多い場合には、かえって症状を悪化させることがあります。

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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