食品と医薬品の相互作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の(…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第7問

食品と医薬品の相互作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。アルコールは、主として( a )で( b )されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、( a )の( b )機能が高まっていることが多い。その結果、( a )で( b )されるアセトアミノフェンなどでは、通常よりも( b )され( c )なり、十分な薬効が得られなくなることがある。

正答 (1)
正答は (1)。a は肝臓、b は代謝、c はやすく です。 【(a)肝臓 ―― アルコールを処理する臓器】 アルコールは、主として肝臓で代謝されます。腎臓ではありません。 臓器の役割を整理しておきましょう。 肝臓 …… 代謝(化学的に変化させる)を担う中心的な臓器 腎臓 …… 排泄(体外へ出す)を担う臓器 アルコールが肝臓で処理されることは、アルコールを大量に摂取すると肝臓を傷めるという一般的な知識からも導けます。 なお、肝臓におけるアルコールの代謝は、アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸という順に進みます。二日酔いの原因となるのは、中間にできるアセトアルデヒドです。
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【(b)代謝 ―― 吸収ではない】 入るのは代謝です。「吸収」ではありません。 吸収は消化管などから体内へ取り込まれる過程であり、主に小腸で行われます。アルコールをよく摂取する人で機能が高まるのは、肝臓の代謝機能です。 【(c)やすく ―― 結果として薬効が下がる】 酒類をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その結果、肝臓で代謝されるアセトアミノフェンなどでは、通常よりも代謝されやすくなり、十分な薬効が得られなくなることがあります。 ここは流れで考えてください。 アルコールをよく摂る 肝臓の代謝機能が高まる 薬も速く代謝される 体内から速く消えてしまい、効き目が足りなくなる 「代謝されにくくなるため、速く消失して」といった、原因と結果がつながらない選択肢が出ることがありますので、筋道を追って読んでください。 【あわせて押さえること】 アセトアミノフェンについては、肝臓への負担も重要な論点です。代謝の過程で肝臓に有害な物質が生じますので、アルコールをよく摂取する人では、アセトアミノフェンによる肝障害が起こりやすくなります。 「効かないから多めに飲む」という対処は非常に危険です。効き目が足りないと感じたときこそ、専門家に相談するよう伝えてください。 また、アルコールと医薬品については、次の点もあわせて問われます。 かぜ薬や解熱鎮痛薬との併用 …… アルコールは胃粘膜を荒らすため、胃腸障害が強まる 睡眠改善薬、鎮静成分との併用 …… 中枢神経系への作用が増強され、過度の眠気を生じる 添付文書の記載 …… 「服用前後は飲酒しないこと」とされているものが多い

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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