アレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第4問
アレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a アレルギーには、体質的・遺伝的な要素があり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である。b 薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得ない。c 普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品による思わぬアレルギーを生じることがある。d 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人ではその医薬品の使用を避けなければならない場合がある。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。組み合わせは a 正、b 誤、c 正、d 正 です。
【(a)正しい ―― 体質的・遺伝的な要素がある】
アレルギーには、体質的・遺伝的な要素があり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要です。記述のとおりです。
購入者への聴き取りでは、本人のアレルギー歴だけでなく、家族の体質についても尋ねる意味がある、ということになります。
【(b)が誤り ―― 添加物でもアレルゲンになる】
医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得ます。「なり得ない」は誤りです。
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アレルゲンとなりうる添加物として、次のものが知られています。
黄色4号(タートラジン)
カゼイン …… 牛乳に含まれるタンパク質に由来する
亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)
カゼインは牛乳由来ですので、牛乳にアレルギーがある人は使用を避ける必要があります。同じ理由で、タンニン酸アルブミン(アルブミンが牛乳のタンパク質から精製される)も、牛乳アレルギーのある人は使用できません。
「有効成分ではないから安心」とはならない例として、しっかり覚えてください。
【(c)正しい ―― 体調によって起こることがある】
普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品による思わぬアレルギーを生じることがあります。記述のとおりです。
免疫の働きは体調によって変わります。「今まで平気だったから今回も大丈夫」とは限らない、ということです。
【(d)正しい ―― 鶏卵や牛乳を原材料とするもの】
医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では、その医薬品の使用を避けなければならない場合があります。記述のとおりです。
代表例を挙げておきます。
卵白由来のリゾチーム塩酸塩 …… 鶏卵アレルギーのある人は使用を避ける
カゼイン、カゼインナトリウム等 …… 牛乳アレルギーのある人は使用を避ける
タンニン酸アルブミン …… 牛乳アレルギーのある人は使用を避ける
【アレルギーの基本】
最後に、アレルギーについての基本的な性質をまとめておきます。
用量とは関係なく起こる …… 通常の使用量でも、ごく少量でも起こりうる
外用薬でも起こる …… 内服薬に限らない
主な症状 …… 皮膚の痒み、蕁麻疹、湿疹、かぶれ、鼻炎、結膜炎など
重篤なもの …… ショック(アナフィラキシー)
アレルギーの仕組みも確認しておきましょう。アレルゲンが体内に入ると、それを認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激され、ヒスタミンやプロスタグランジンが遊離します。遊離したヒスタミンが受容体(タンパク質)と反応することで、血管拡張、血管透過性亢進等の作用を示し、発赤やむくみ、鼻汁といった症状につながります。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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