TOC(上昇上限)はB VORからの距離で、最も近いものはどれか。…

空中航法 第18問

TOC(上昇上限)はB VORからの距離で、最も近いものはどれか。

飛行計画問題の資料(7ページ)

この問題を解くのに使う条件・データ・航法ログです。続く数問で同じ資料を使います。

運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(1/7)運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(2/7)運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(3/7)運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(4/7)運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(5/7)運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(6/7)運航管理者 令和4年7月期 第18問の図(7/7)
正答 (3)
正答は (3)。TOCはB VORからA VOR寄りの地点です。 【TOCの求め方】 ① 巡航高度を決める ② その高度までの上昇時間を表から読む ③ 上昇中のGSを求める ④ 時間 × GS = 上昇中に進む距離 ⑤ 各区間の距離と比べて、どこで上昇が終わるかを見る 【① 巡航高度】 第15問で見たとおり、各区間の磁針路は西向きなので、巡航高度は偶数の1,000ft単位です。上昇後の重量(約86,400lb)の欄(BELOW 95)で値があるのは18,000ftまでなので、まず18,000ftまで上昇します。
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【② 上昇時間】 CLIMB DATA、18,000ft、TEMP−10、TOW90,000lb未満: 時間 13.5分 / 燃料 2,380lb / TAS 223kt 【③ 上昇中のGS】 第1区間の風は300°/80kt、TCは216°。その差は84°で、風はほぼ真横から吹きます。 正面成分(向かい風) = 80 × cos84° ≒ 8kt 横風成分       = 80 × sin84° ≒ 80kt 横風が80ktもあるため、偏流修正角を無視できません。 WCA = sin⁻¹(80 ÷ 223) ≒ 21° GS = 223 × cos21° − 8 ≒ 200kt 機首を21°も風上へ振るため、経路方向に使える速度は223ktから約208ktに落ち、さらに向かい風8ktを引きます。 【④⑤ 上昇距離と位置】 上昇距離 = 200 × 13.5/60 ≒ 45nm A→B区間は107nmですから、上昇はB VORに達する前に終わります。 107 − 45 ≒ 62nm したがってTOCは、B VORからA VOR寄りに約62nmの地点です。 【巡航高度を誤ると】 19,000ft(東向きの奇数高度)まで上昇するとして計算すると、上昇は15分・TAS225ktで上昇距離は約50nm、TOCはB VORの手前約57nmとなり、 (2)の55nmのほうが近くなってしまいます。 【横風が大きいときの注意】 この問題の要点は、横風80ktに対してTASが223ktしかないことです。 横風 ÷ TAS = 80 ÷ 223 = 0.36  → WCAは約21° → cos21° = 0.93 経路方向の速度が7%も失われます。巡航中(TAS308kt)ならWCAは15°程度で損失は3%ですみますが、上昇中は速度が遅いぶん影響が倍になります。 遅いときほど、横風は効く 上昇・降下中の風を軽く見てはいけない理由がここにあります。 【選択肢の読み方】 「A VOR寄り」 …… B VORの手前(まだ届いていない) 「C VOR寄り」 …… B VORを通り過ぎた まず手前か先かを判定し、そのうえで距離を見ます。この問題では四つとも「A VOR寄り」なので、距離の計算がそのまま答えになります。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問18(国土交通省 公表)出典元ページ

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