航空法施行規則第179条(航空交通管制圏等における速度の制限)に定める速度について正しいものはどれか。…
航空法規等 第5問
航空法施行規則第179条(航空交通管制圏等における速度の制限)に定める速度について正しいものはどれか。
- (1)航空交通管制圏内では指示対気速度250ノットである。
- (2)航空交通情報圏内では指示対気速度250ノットである。
- (3)進入管制区内では指示対気速度250ノットである。
- (4)高度3000メートル以下の全ての空域では指示対気速度250ノットである。
正答 (1)
正答は (1)。航空交通管制圏内では250ノットです。
【施行規則第179条の定め】
航空交通管制圏内 …… 指示対気速度250ノット
管制圏は空港を中心とした空域で、離着陸する機が集中します。速度を抑えることで、管制官と操縦士の双方に判断の余裕が生まれます。
【なぜ管制圏なのか】
交通量が多い …… 離陸機と着陸機が交錯する
高度が低い …… 回避の余地が小さい
速度差が大きい …… 小型機と大型機が混在する
速度を揃えることで、間隔の予測がしやすくなります。
【(2)(3)(4)が誤りである理由】
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(2)航空交通情報圏管制が行われない空域で、この速度制限の対象ではありません。
(3)進入管制区管制圏より広い空域で、対象ではありません。
(4)高度3,000メートル以下のすべての空域「すべての空域」という広い範囲に一律の制限はありません。
【「250ノット」という数字の位置づけ】
250ノットは国際的にもよく使われる値で、
これ以上速いと見張りと回避が間に合わない
これ以下では大型機の運航に支障が出る
その折り合いの値として定着しています。
【指示対気速度であること】
制限されるのは指示対気速度(IAS)であって、真対気速度(TAS)や対地速度(GS)ではありません。
IAS …… 計器が示す速度。空気力に対応する
TAS …… 空気に対する実際の速度
GS …… 地面に対する速度
管制圏は低高度なので、IASとTASの差は大きくありません。しかし基準はあくまでIASです。
【他の回との比較】
この設問は繰り返し出題され、
「航空交通情報圏内では250ノット」
「進入管制区内では250ノット」
といった差し替えが行われます。管制圏という語を確実に押さえてください。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空法規等 問5(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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