Cu系の雲に関係する気象の特徴(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空気象 第2問

Cu系の雲に関係する気象の特徴(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)鉛直方向に発達する。(b)一般に雲底下の視程は良好(c)定常的な降水(一様性の降水)(d)不安定大気の上昇気流により雲が発生する。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(d)の3つです。 【(c)が誤り ―― Cu系の降水はしゅう雨性】 積雲系(Cu系)の雲がもたらす降水は、しゅう雨性(にわか雨)です。 しゅう雨性 …… 降り出しと止みが急。         強弱の変化が大きい。範囲が狭い。 一様性 …… だらだらと長く降る。        強さが一定。範囲が広い。 定常的・一様性の降水をもたらすのは、層雲系(St系)の雲です。 【Cu系とSt系の対比】 Cu系(積雲系)   でき方 …… 不安定大気の上昇気流
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  形   …… 鉛直方向に発達する   降水  …… しゅう雨性   雲底下の視程 …… 良好   乱気流 …… 強い St系(層雲系)   でき方 …… 安定大気の緩やかな上昇   形   …… 水平方向に広がる   降水  …… 一様性   雲底下の視程 …… 悪い   乱気流 …… 弱い 【(b)雲底下の視程が良好な理由】 Cu系の雲の下では、強い上昇気流によって空気がかき混ぜられています。 塵や湿気が上へ運ばれる  → 雲底の下はすっきり見える 雲の中は激しく揺れますが、雲底より下は意外に見通しがきく、というのがCu系の特徴です。 一方St系では、雲底付近に霧やもやが広がり、視程が悪くなります。 【(a)(d)が正しい理由】 不安定な大気の中で空気塊が持ち上げられると、周囲より暖かいためさらに上昇します。 上がるほど加速する → 縦に伸びる これがCu系の雲が鉛直方向に発達する理由です。 【運航上の意味】 Cu系 …… 雲を避けて通る(乱気流、雷、雹、着氷) St系 …… 雲に入っても飛べるが、視程と       着氷に注意 Cu系は範囲が狭いので迂回できますが、入ってしまうと危険です。St系は範囲が広く避けられませんが、揺れは穏やかです。 対処のしかたが正反対である、と押さえてください。 【Cbへの発達】 Cuがさらに発達するとCb(積乱雲)になります。 雷、雹、ダウンバースト、竜巻 最も危険な雲であり、レーダーで確認して十分な距離を取って迂回します。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問2(国土交通省 公表)出典元ページ

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