東京航空路火山灰情報センターの業務で誤りはどれか。…

航空気象 第16問

東京航空路火山灰情報センターの業務で誤りはどれか。

正答 (1)
正答は (1)。火山の噴火予想はVAACの業務ではありません。 【東京航空路火山灰情報センター(VAAC)の業務】 火山灰雲の監視 火山灰の拡散予測 航空路火山灰情報(VAA)の配信 VAACは Volcanic Ash Advisory Centre の略で、世界に9か所あります。東京はそのうちの一つで、日本周辺から北西太平洋にかけての広い区域を担当します。 【(1)が該当しない理由】 噴火そのものを予想するのは、火山観測・監視を行う部門の仕事です。 噴火の予知・警戒 …… 火山の観測(地震計、傾斜計、
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           GNSSなど)に基づく VAACの業務 …… 噴火した後、灰がどこへ          流れるかを扱う VAACが動き出すのは、噴火が起きてからです。灰の動きを追い、航空機に伝えるのが役目です。 【なぜ航空専門の機関が必要なのか】 火山灰は、航空にとってきわめて重大な脅威です。 エンジン内部で溶けて付着する  → 全発動機停止に至ることがある 風防を曇らせる ピトー管を詰まらせる しかも気象レーダーに映りません。水滴ではないためです。夜間や雲中では目視もできません。 見えない 測れない  → 予測して避けるしかない だから専門の機関が拡散を予測し、情報を配信しています。 【VAAとSIGMETの関係】 VAA(航空路火山灰情報)   VAACが発表。灰の現在位置と6・12・18時間後の予測位置を示す。 SIGMET   各国の気象監視所が発表。飛行の安全に影響する   著しい気象現象を伝える。火山灰も対象。 VAAは図(VAG)としても配信され、視覚的に範囲がわかるようになっています。 【運航管理での使い方】 噴火の報を受ける  ↓ VAAで拡散域と予測位置を確認  ↓ 経路・高度・代替空港を組み替える  ↓ 必要なら欠航・引き返しの判断 灰は数日にわたって広範囲へ流れます。一度確認して終わりではなく、更新のたびに見直す必要があります。 【世界の9つのVAAC】 東京のほか、アンカレジ、モントリオール、ワシントン、ロンドン、トゥールーズ、ダーウィン、ウェリントン、ブエノスアイレスに置かれています。 火山灰は国境を越えて流れるため、担当区域をまたぐ場合は隣のVAACと連携して情報を出します。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問16(国土交通省 公表)出典元ページ

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