滑走路灯について誤りはどれか。…
施設 第8問
滑走路灯について誤りはどれか。
- (1)離陸し、又は着陸しようとする航空機に滑走路を示すためにその両側に設置する灯火で非常用滑走路灯以外のもの。
- (2)計器着陸用滑走路に係るものにあっては低光度式滑走路灯によること。
- (3)光柱は、埋め込み式以外のものは、光源の中心を含む水平面からその上方最小限15°までのすべての角度及びすべての方向から見えるものであること。
- (4)高光度式滑走路灯の灯光は、航空可変白の不動光であること。ただし、着陸しようとする航空機から見て、滑走路進入端の手前にあるものにあっては航空赤の、滑走路終端から滑走路の全長の3分の1又は600mのいずれか短い長さの範囲内にあるものにあっては、航空黄であること。
正答 (2)
正答は (2)。計器着陸用滑走路には高光度式を用います。
【(2)のどこが誤りか】
計器着陸用滑走路に係る滑走路灯は、高光度式滑走路灯によることとされています。「低光度式」は誤りです。
【なぜ高光度式なのか】
計器着陸用滑走路は、視程が悪いときに使う滑走路です。
霧や雨で光が減衰する
→ 弱い光では届かない
→ 高光度式が必要
明るさを段階的に落とすことはできるので、夜間の視程が良いときはまぶしくないよう光度を下げて使います。
高光度式 …… 明るくもできるし、落とすこともできる
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低光度式 …… そもそも明るくできない
低視程に備えるには、上限の高い灯火を入れておく必要があります。
【(1)は正しい ―― 滑走路灯の定義】
離陸し、又は着陸しようとする航空機に滑走路を示すため、その両側に設置する灯火で、非常用滑走路灯以外のものです。
両側に並ぶので、滑走路の幅と方向がわかります。
【(3)は正しい ―― 光柱の範囲】
埋め込み式以外のものは、光源の中心を含む水平面からその上方最小限15°までのすべての角度及びすべての方向から見えるものであることとされています。
進入してくる機は上から見ます。水平から上へ15°の範囲が見えれば、通常の進入角(約3°)はもちろん、高めに進入していても視認できます。
「すべての方向から」とあるのは、滑走路の側方から回り込んで進入してくる場合にも見える必要があるためです。
【(4)は正しい ―― 色の使い分け】
通常部分 …… 航空可変白の不動光
滑走路進入端の手前 …… 航空赤
滑走路終端から全長の3分の1又は600mの
いずれか短い範囲 …… 航空黄
【色の意味】
赤 …… ここから先は着陸に使えない(進入端の手前)
黄 …… 滑走路の終わりが近い(注意)
白 …… 通常の部分
着陸滑走中に灯火が白から黄に変われば、「残りが少ない」と一目でわかります。減速の判断に直結する情報です。
「600mか全長の3分の1の短いほう」としているのは、短い滑走路で黄色の区間が長くなりすぎないようにするためです。
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 施設 問8(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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