経路に関する用語ついて(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第11問

経路に関する用語ついて(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)MEAとは、低い最低経路高度の経路から高い最低経路高度の経路へ飛行するIFR機のために設定された当該経路の接続点となるFix上空における最低安全高度のことである。(b)MVAとは、Radar誘導を行う際、管制官が航空機に指定することができる最低高度のことである。(c)MCAとは、航空路等の中心線から一定の範囲内にある障害物の高さに所定の垂直間隔を加えて得られる高度のうち最も高いものである。(d)MOCAとは、航空保安無線施設の電波の到達距離及び地表または障害物からの距離を考慮して無線施設あるいはFixを結ぶ各区間について設定されたIFR機のための最低安全高度のことである。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(b)だけの1つです。 【四つの用語の正しい定義】 MEA(Minimum En-route Altitude/最低経路高度)   航空保安無線施設の電波の到達距離及び地表・障害物   からの距離を考慮して、施設やFixを結ぶ各区間について設定されたIFR機のための最低安全高度。 MOCA(Minimum Obstruction Clearance Altitude)   航空路等の中心線から一定の範囲内にある障害物の高さに所定の垂直間隔を加えて得られる高度のうち最も高いもの。
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MCA(Minimum Crossing Altitude/最低通過高度)   低い最低経路高度の経路から高い最低経路高度の経路へ飛行するIFR機のために設定された、接続点となるFix   上空における最低安全高度。 MVA(Minimum Vectoring Altitude/最低誘導高度)   レーダー誘導を行う際、管制官が指定できる最低高度。 【選択肢との照合】 (a)MEAとしてMCAの定義を書いている → × (b)MVAの定義として正しい → ○ (c)MCAとしてMOCAの定義を書いている → × (d)MOCAとしてMEAの定義を書いている → × 正しいのは(b)のみ、1つです。 【定義がひと回りしている】 (a)MEA ← MCAの中身 (c)MCA ← MOCAの中身 (d)MOCA ← MEAの中身 三つの定義が順に一つずつずらされています。どれか一つを正しく覚えていれば、玉突きで残りの誤りも見えてきます。 【MEAとMOCAの違いが要点】 両者はよく似ていますが、決定的な差があります。 MEA …… 障害物 + 電波の到達 MOCA …… 障害物 のみ MEAのほうが高くなるのが普通です。MOCAは障害物を避けるだけの高度なので、そこでは無線施設の電波が届かないおそれがあります。 【MCAが必要になる場面】 低いMEAの区間から高いMEAの区間へ移るとき、接続点を過ぎてから上昇を始めたのでは山に間に合わないことがあります。そこで「このFixを通過するときには、すでにこの高度に達していること」という条件を置いたものがMCAです。 上昇はFixの手前で始めておく、という指示にあたります。 【MVAだけ性格が違う】 MEA・MOCA・MCAは経路に沿って設定される高度ですが、MVAはレーダー誘導、つまり経路を外れて飛ぶときに使われる高度です。 管制官がレーダー画面の区域ごとに把握している値で、チャートには公示されません。

出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問11(国土交通省 公表)出典元ページ

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