TOC(上昇上限)はB VORからの距離で、最も近いものはどれか。…

空中航法 第18問

TOC(上昇上限)はB VORからの距離で、最も近いものはどれか。

飛行計画問題の資料(7ページ)

この問題を解くのに使う条件・データ・航法ログです。続く数問で同じ資料を使います。

運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(1/7)運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(2/7)運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(3/7)運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(4/7)運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(5/7)運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(6/7)運航管理者 令和5年3月期 第18問の図(7/7)
正答 (2)
正答は (2)。B VORからC VOR寄りで約18nmの地点です。 【巡航高度は19,000ft】 離陸重量93,500lbなので、CLIMB DATAはAT or ABOVETOW 90,000lbの表を使います。第1区間のTEMPは+10です。 +10の列に数値があるのは20,000ftまでですが、IFRの巡航高度は磁針路で決まります。 B→C区間 TC077°、VAR5W → 磁針路082° 東向き(000°〜179°) → 奇数の1,000ft単位 したがって20,000ftは使えず、その下の奇数高度である19,000ftが巡航高度になります。
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【上昇のデータ】 CLIMB DATA、19,000ft、+10、TOW90,000lb以上: 時間 39.5分 / 燃料 5,910lb / TAS 241kt 上昇中の風も航法ログの値を使う条件です。 【第1区間(A→B 150nm)でどれだけ使うか】 風240°/30kt、TC353°。 240°の風はTC353°に対して斜め後ろから吹きます。 正面成分(追い風) = 約12kt / 横風成分 = 約28kt GS = 241 × cos6.6° + 12 ≒ 251kt A→Bの所要時間 = 150 ÷ 251 × 60 ≒ 35.8分 上昇に使える39.5分のうち35.8分を消費したので、 残り = 39.5 − 35.8 = 3.7分 【第2区間(B→C)に入ってから】 風300°/60kt、TC077°。 正面成分(追い風) = 約44kt / 横風成分 = 約41kt GS = 241 × cos9.8° + 44 ≒ 281kt 距離 = 281 × 3.7/60 ≒ 17nm したがってTOCは、B VORからC VOR寄りに約17nmの地点で、選択肢では約18nmが当たります。 【選択肢の切り分け】 (1)A VOR寄りで17nm …… 上昇がB VORの手前で終わる場合 (4)B VOR上空    …… 上昇距離がちょうど150nmの場合 (3)C VOR寄りで70nm …… 上昇距離が220nmの場合 上昇距離は約167nm(150 + 17)ですから、(2)が該当します。 【区間をまたぐことに注意】 上昇中に変針点を通過すると、風も針路も変わります。A→Bの条件のまま39.5分ぶん飛ばして計算すると 251 × 39.5/60 ≒ 165nm → B VORの15nm先 と、偶然近い値が出てしまいます。しかし追い風が12ktから44ktへ大きく変わるので、区間を分けて計算するのが正しい手順です。 【次の問へのつながり】 ここで求めた「B VORの約17nm先」は、第15問の燃料計算で巡航区間の距離(200 − 17 = 183nm)を出すのに使います。

出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問18(国土交通省 公表)出典元ページ

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