航空身体検査証明についての記述で誤りはどれか。…
航空法規等 第3問
航空身体検査証明についての記述で誤りはどれか。
- (1)航空身体検査証明の有効期間の起算日は、身体検査を受けた日(検査開始日)となる。ただし更新の際の起算日は交付日となる。
- (2)更新により新しい航空身体検査証明の交付を受け、これを受領したときは、更新前の航空身体検査証明は有効期間が残っていても当該期間は満了したものとみなされ、更新後の航空身体検査証明のみ有効となる。
- (3)航空機乗組員は、身体検査基準に適合しなくなったときは、航空身体検査証明の有効期間内であっても、その航空業務を行ってはならない。
- (4)航空身体検査証明書は本籍、住所若しくは氏名を変更したときは再交付を申請することができる。
正答 (1)
正答は (1)。有効期間の起算日の説明が逆になっています。
【正しくは】
航空身体検査証明の有効期間の起算日は、交付日です。
原則 …… 交付の日から起算する
例外 …… 従前の証明の有効期間が満了する日の45日前から
満了日までの間に交付を受けたときは、従前の有効期間の満了日の翌日から起算する
(1)は「身体検査を受けた日(検査開始日)」を原則とし、
更新のときだけ交付日とする、という説明になっており、原則と例外が入れ替わっています。
【なぜ更新時は満了日の翌日からなのか】
解説の続きをみる続きを閉じる
満了の直前(45日前から満了日まで)に更新を受けた人が損をしないようにするためです。
交付日から起算すると
→ 残っていた期間が切り捨てられる
満了日の翌日から起算すると
→ 早めに受診しても期間が目減りしない
早めの受診を妨げない仕組みになっています。
【(2)は正しい】
更新により新しい証明の交付を受け、これを受領したときは、更新前の証明は有効期間が残っていても満了したものとみなされ、更新後の証明のみが有効になります。
二通が同時に有効になることはありません。
【(3)は正しい】
航空機乗組員は、身体検査基準に適合しなくなったときは、証明の有効期間内であっても、その航空業務を行ってはなりません。
証明書は「その時点で基準に適合していた」ことの証にすぎず、現に適合していることが航空業務の条件です。体調が変われば紙の期限にかかわらず飛べません。
【(4)は正しい】
本籍、住所若しくは氏名を変更したときは、再交付を申請することができます。
「しなければならない」ではなく「できる」である点にも注意してください。
【まとめ】
起算日の原則 …… 交付日
満了日の45日前から満了日までに
交付を受けたときの起算日 …… 従前の満了日の翌日
基準に適合しなくなったら …… 期間内でも業務不可
記載事項の変更 …… 再交付を申請できる
この四点を押さえておけば、同種の設問はすべて判断できます。
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空法規等 問3(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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