大気の組成について誤りはどれか。…
航空気象 第1問
大気の組成について誤りはどれか。
- (1)大気は混合気体であり、その成分は、厳密に言えば場所や日によって変化する。
- (2)水蒸気を除いた乾燥空気の成分は、ほぼ一定の割合をなしている。
- (3)地表近くの大気の体積比は窒素が約60%、酸素が約30%、アルゴンは約10%で、他の成分はごく少ない。
- (4)炭酸ガスと微量成分を除いた他の大気の主成分は、高度による組成の変化はほとんど認められない。
正答 (3)
正答は (3)。窒素・酸素・アルゴンの割合が大きく違います。
【正しい大気の組成(体積比)】
窒素 約78%
酸素 約21%
アルゴン 約0.93%
二酸化炭素 約0.04%
窒素と酸素で約99%を占めます。
(3)は「窒素60%、酸素30%、アルゴン10%」としており、
いずれも実際とかけ離れています。とくにアルゴンが10%というのは、微量成分としての性格を無視した値です。
【覚え方】
窒素 …… 約8割
酸素 …… 約2割
残り …… 1%に満たない
「8対2」と押さえておけば十分です。アルゴンは「1%に届かない」と覚えます。
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【(1)は正しい ―― 場所や日による変化】
大気は混合気体であり、厳密には場所や日によって成分が変化します。とくに水蒸気の量は大きく変わり、0%から数%まで幅があります。
【(2)は正しい ―― 乾燥空気はほぼ一定】
水蒸気を除いた乾燥空気の成分は、ほぼ一定の割合です。
変動が大きいのは水蒸気だけなので、それを除けば安定した組成になります。だから気象では乾燥空気を基準に議論します。
【(4)は正しい ―― 高度による変化は小さい】
炭酸ガスと微量成分を除けば、主成分の組成は高度によってほとんど変わりません。
高度80km程度まで …… 組成はほぼ一定
大気が絶えずかき混ぜられているためで、この層を均質圏と呼びます。
【気圧と組成は別の話】
高度が上がると気圧は下がり、空気は薄くなります。しかし組成の割合は変わりません。
高度10,000mの空気 …… 薄いが、窒素78%・酸素21%
酸素マスクが必要になるのは「酸素の割合が減るから」ではなく「空気そのものが薄いから」です。ここを取り違えないでください。
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問1(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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