RAIMとRAIM予測情報に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第12問

RAIMとRAIM予測情報に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)航空機が機上装置によりGPSを補強するシステムをABAS(Aircraft Based Augmentation System)という。(b)ABASは4個のGPSを受信して航法性能を維持する必要があるが、GPSの状態や配置が時々刻々と変化するため、常に一定の性能が得られないことから、GPSから送られた信号や表示された位置が信頼できないときに警報を発する機能を有するものがある。この機能はRAIMと呼ばれている。(c)RAIM機能付きのGPS受信機は、ABAS航法性能を満足しないときや衛星から不正な信号を受信しているときに警報を発する。(d)RAIM利用可能性の予測情報はNOTAMおよびMSAS/RAIM Prediction information of JAPANのウェブサイトにより提供される。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(c)(d)の3つです。 【(b)が誤り ―― RAIMには4個では足りない】 GPSで位置を出すだけなら衛星は4個で足ります。しかしRAIMは「受信している信号が正しいかどうかを自分で検査する」機能ですから、それだけでは検査のしようがありません。 4個 …… 測位に必要な最小数 5個以上 …… 異常を検出(RAIM)するのに必要 6個以上 …… 異常な衛星を排除(FDE)するのに必要 4個の衛星から4個の未知数(緯度・経度・高度・時刻)を解くと、答えは一意に決まってしまい、矛盾が現れません。5個目があってはじめて「食い違いがある」と気づけます。
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記述(b)は、RAIMを「信頼できないときに警報を発する機能」とした部分は正しいのですが、必要な衛星数を4個としている点が誤りです。 【正しい記述】 (a)ABAS(Aircraft Based Augmentation System)    航空機が機上装置によりGPSを補強するシステム。 (c)RAIM機能付き受信機は、ABAS航法性能を満足しないときや、    衛星から不正な信号を受信しているときに警報を発します。 (d)RAIM利用可能性の予測情報は、NOTAMおよび    MSAS/RAIM Prediction information of JAPANのウェブサイトで提供されます。 【予測情報がなぜ要るのか】 衛星の配置は時々刻々と変わるため、RAIMが使えるかどうかは時間帯と場所で変わります。RNAV(GNSS)進入を計画するときは、到着予定時刻にRAIMが利用可能かを事前に確認する必要があり、そのための情報がこの予測です。

出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問12(国土交通省 公表)出典元ページ

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