クリアランスの確認または変更を要求しなければならない状況で誤りはどれか。…
航空通信 第9問
クリアランスの確認または変更を要求しなければならない状況で誤りはどれか。
- (1)発出されたクリアランスについての内容に疑義がある場合
- (2)クリアランスに従って飛行することが航空機の性能上対応できない場合
- (3)航行の安全上従えない場合
- (4)フローコントロールが適用され30分以上の遅延が通報された場合
正答 (4)
正答は (4)。遅延が通報されたことは、確認や変更を要求しなければならない状況ではありません。
【確認・変更を要求すべき場合】
(1)発出されたクリアランスの内容に疑義がある場合聞き取れなかった、解釈が二通りあるといった場合は、そのまま飛ぶと重大な逸脱につながります。
(2)クリアランスに従って飛ぶことが航空機の性能上対応できない場合指定された上昇率や速度が機体の能力を超えているときなどです。
(3)航行の安全上従えない場合悪天の回避が必要な場合などが典型です。
いずれも「従うと危険か、従えないか」という点で共通しています。
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【(4)が当てはまらない理由】
フローコントロール(航空交通流管理)による遅延は、安全上の問題ではありません。出発時刻が後ろへずれるだけで、クリアランスの内容そのものに疑義や不都合があるわけではありません。
30分の遅延が運航計画上困ることはあっても、それは管制に対して変更を要求しなければならない性質の事柄ではなく、運航者側の判断(搭載燃料の見直しや便の調整)の問題です。
【趣旨から考える】
確認や変更の要求は、間違ったまま飛ばないための仕組みです。「困る」ことと「危険である」ことは違う、という区別が問われています。
なお、遅延によって搭載燃料が不足するおそれが生じたなら、それは(3)の「航行の安全上従えない場合」に当たります。遅延そのものではなく、その結果生じた安全上の問題が理由になる、という筋道です。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空通信 問9(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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