下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から3mの距離のP点における写真撮影…
エックス線の管理に関する知識 第7問
下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から3mの距離のP点における写真撮影中の1cm線量当量率は0.5mSv/hである。露出時間が1枚につき90秒の写真を週400枚撮影するとき、エックス線管の焦点とP点を通る直線上で焦点からP点の方向にあるQ点を管理区域の境界線の外側にあるようにしたい。焦点からQ点までの距離として、最も短いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、3か月は13週とする。
- (1)9 m
- (2)12 m
- (3)17 m
- (4)22 m
- (5)27 m
正答 (4)
正答は (4)。約22m です。
【P点での週あたりの線量を出す】
1枚の露出時間 90秒 × 週400枚 = 36,000秒
時間に直すと 36,000 ÷ 3,600 = 10時間
P点(焦点から3m)の線量当量率 0.5mSv/h
週線量 = 0.5 × 10 = 5mSv/週
【3か月の線量に直す】
3か月 = 13週
5 × 13 = 65mSv
【管理区域の境界と比べる】
管理区域は3か月間につき1.3mSvを超えるおそれのある区域
65 ÷ 1.3 = 50倍
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→ Q点では、P点の50分の1の線量率にしたい
【距離を求める】
線量率 ∝ 1 ÷ 距離²
50分の1にするには、距離を√50 = 約7.07倍にする
3 × 7.07 = 約21.2m
→ これより遠ければよいので、選択肢では22m
【解く順序】
① 週あたりの照射時間を出す(秒 → 時間)
② P点の週線量、さらに3か月の線量を出す
③ 1.3mSvと比べて、何分の1にすればよいかを出す
④ √(その倍率)を距離に掛ける
【3か月=13週】
問題文の断り書き
1年52週を4で割って13週です。この数字がないと、3か月の線量が出せません。
【1.3mSvという値】
管理区域の境界を定める値
年20mSvを4で割ると5mSvですが、管理区域はもっと厳しく、3か月1.3mSv(年約5mSv)で区切ります。
【√50の見当】
7² = 49 → √50は7より少し大きい
3 × 7.07 = 21.2m
21m強と分かれば、選択肢(3)17mでは足りず、(4)22mが最も短い適合値だと判断できます。
【秒を時間に直すのを忘れない】
36,000秒 = 10時間
ここを間違えると、答えが3600倍ずれます。
出典:エックス線作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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