放射線と物質の相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(物理) 第91問
放射線と物質の相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)放射線は粒子放射線と電磁波放射線とに分類される。
- (2)α 線は物質を通過するときに物質中の原子と相互作用し、飛跡がジグザグ状になる。
- (3)β⁻ 線の透過放射線量は、吸収体の厚さに対して直線的に減少する。
- (4)電離作用の強さは、α 線<β⁻ 線<γ 線の順である。
- (5)γ 線は物質と相互作用するとき、光電効果、コンプトン効果又は電子対生成によりエネルギーを失う。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。放射線は粒子放射線と電磁波放射線に分けられ、γ 線は光電効果・コンプトン効果・電子対生成で物質にエネルギーを渡します。
(1) α 線・β 線・中性子線などは粒子放射線、γ 線・X 線は電磁波放射線です。
(5) 光電効果は低いエネルギー、コンプトン効果は中程度、電子対生成は1.02 MeV 以上の高いエネルギーの γ 線で起こります。
【ほかの選択肢】
(2) α 線は重い粒子なので、物質中をほぼまっすぐ進み、短い距離で止まる。飛跡がジグザグになるのは軽い β⁻ 線(電子) 誤り
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(3) β⁻ 線の透過量は、吸収体の厚さに対して直線的ではなく、ほぼ指数関数的に減少する 誤り
(4) 電離作用の強さは α 線 > β⁻ 線 > γ 線の順。透過力はこの逆 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問91(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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