リボソーム RNA(rRNA)、トランスファー RNA(tRNA)及びメッセンジャーRNA(mRNA)に関する記述として…
薬学理論問題(生物) 第118問
リボソーム RNA(rRNA)、トランスファー RNA(tRNA)及びメッセンジャーRNA(mRNA)に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)rRNA は、原核細胞と真核細胞の間で長さと配列が全く同じである。
- (2)rRNA の中には、ペプチド転移反応を触媒するものがある。
- (3)tRNA は、rRNA や mRNA に比べると塩基長が短い。
- (4)mRNA の 3' 末端には、キャップ構造が付加されている。
- (5)mRNA は、構成塩基としてチミンを含む。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。大きいサブユニットの rRNA はペプチド転移反応を触媒するリボザイムで、tRNA は70〜90塩基ほどの短い RNA です。
リボソームでペプチド結合をつくる活性(ペプチジルトランスフェラーゼ)は、タンパク質ではなく rRNA(原核細胞の23S、真核細胞の28S)がもっています。tRNA はクローバー葉形の小さな RNA で、rRNA や多くの mRNA より短くなっています。
【ほかの選択肢】
(1) 原核細胞の rRNA は16S・23S・5S、真核細胞は18S・28S・5.8S・5S で、長さも配列も違う 誤り
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(4) キャップ構造(7-メチルグアノシン)が付くのは 5' 末端。3' 末端にはポリ A 鎖が付く 誤り
(5) RNA の塩基はウラシルで、チミンは DNA の塩基 誤り
【ポイント】
原核と真核で rRNA が違うことが、抗菌薬の選択毒性(リボソームを標的にする薬)の土台です。
出典:第111回 薬剤師国家試験 問118(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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