ビタミンK は正常な生理機能の維持に不可欠であり、通常は必要量を食品から摂取している。…
薬学理論問題(生物) 第126問
ビタミンK は正常な生理機能の維持に不可欠であり、通常は必要量を食品から摂取している。ビタミンK の生理作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)ビタミンK は、プロトロンビンの生成に関与する。
- (2)ワルファリンによりビタミンK 依存性凝固因子の生成が促進される。
- (3)ビタミンK は、タンパク質のグルタミン酸残基の修飾に関与する。
- (4)ビタミンK は、デヒドロゲナーゼの補酵素として働く。
- (5)ビタミンK は、骨基質タンパク質オステオカルシンの分解を促進する。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。ビタミンK は、プロトロンビンなどのグルタミン酸残基を γ-カルボキシグルタミン酸に変える反応の補因子です。
ビタミンK 依存性カルボキシラーゼは、還元型ビタミンK を使って、凝固因子(プロトロンビン=第Ⅱ因子、第Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子)のグルタミン酸残基を γ-カルボキシグルタミン酸(Gla)にします。Gla が Ca²⁺ と結合することで、凝固因子は働けるようになります。
【ほかの選択肢】
(2) ワルファリンはビタミンK エポキシド還元酵素を阻害し、還元型ビタミンK を減らして、働く凝固因子の生成を抑える 誤り
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(4) デヒドロゲナーゼの補酵素は NAD⁺ や FAD など。ビタミンK はカルボキシ化の補因子 誤り
(5) ビタミンK はオステオカルシンを γ-カルボキシ化して働けるようにし、骨の形成に関わる。分解を促すのではない 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問126(厚生労働省 公表)出典元ページ
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