次の記述は、ターンスタイルアンテナについて述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。…

無線工学 無線工学 A-18

次の記述は、ターンスタイルアンテナについて述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、波長を λ〔m〕とする。(1) ターンスタイルアンテナは、図1 に示すように2 つの半波長ダイポールa-a’及びb-b’が大地に平行で、かつ中心で直交する構造となっている。(2) 図2 に示す給電例において、送受信機から75〔Ω〕の同軸ケーブルで給電するとき、インピーダンス整合のためのQ 形変成器は、[A]×波長短縮率の長さの50〔Ω〕の同軸ケーブルを使用し、90〔°〕の位相差を持たせるための整合器(位相ライン)は、[B]×波長短縮率の長さの75〔Ω〕の同軸ケーブルを使用する。(3) 水平面指向特性はほぼ全方向であり、水平面のアンテナ利得は、半波長ダイポールアンテナの約[C]倍(真数)である。(4) アマチュア局においては、垂直面指向特性を利用するため、同じ構造のものに反射器や導波器を設けて、衛星通信に使用されることがある。

第一級アマチュア無線技士 2025年(令和7年)11月期 無線工学 A-18の図
正答 (4)
正答は (4)。 【図の読み方】 図2では、送受信機からの 75〔Ω〕同軸ケーブルが Q形変成器(50〔Ω〕)につながり、その上で a-a’ への給電と、位相ラインを通した b-b’ への給電に分かれています。 【結論】 A λ/4  Q形変成器は 1/4 波長の線路によるインピーダンス変換です。特性インピーダンス Z0 の λ/4 線路は、負荷 ZL を Z0²/ZL に変換します。 B λ/4  2つのダイポールの電流に 90〔°〕の位相差を持たせるには、片方の給電に 1/4 波長(電気角 90〔°〕)長い線路を入れます。90〔°〕は λ/4 に当たります。
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C 1/2  送信電力が2つのダイポールに半分ずつ分かれるので、水平面のどの方向でも、半波長ダイポール1本の最大放射方向に比べて利得は約 1/2(約 -3〔dB〕)になります。その代わり、水平面内でほぼ全方向に放射できます。 同軸ケーブルの中では電波が遅くなるので、実際の長さはそれぞれに波長短縮率を掛けた値です。 【誤りの選択肢】 (1)・(2) λ/2 の線路はインピーダンスを変えないので、Q形変成器になりません (3)・(5) 位相ラインを λ/2 にすると位相差は 180〔°〕になり、90〔°〕になりません

出典:2025年(令和7年)11月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-18(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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