次の記述は、図1に示すフィルタ回路の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。…
無線工学 無線工学 A-5
次の記述は、図1に示すフィルタ回路の一般的な特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、二つの静電容量の値は同一とする。
- (1)図1 の回路の特性は、図2-1 である。
- (2)図1 のフィルタは、受信機とアンテナの間に挿入して使用することができる。
- (3)図2-1 又は図2-2 において遮断周波数fc〔Hz〕は、減衰量が通過域平坦部に比べて3〔dB〕増加する周波数である。
- (4)図1 の回路のインダクタンスの定数をL〔H〕、各静電容量の定数をC/2〔F〕とすれば、fc〔Hz〕は1/(π√LC )である。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
【結論】
図1は、直列にインダクタンス、両側の並列に静電容量を置いたπ形のフィルタです。コイルは周波数が高いほどリアクタンスが大きくなって信号を通しにくく、コンデンサは周波数が高いほど信号を接地側へ逃がします。つまり低い周波数を通し、高い周波数を減衰させる低域フィルタ(LPF)です。
LPFの特性は、遮断周波数fcより低い側が通過域、高い側が減衰域になる図2-2です。図2-1は、低い側が減衰域の高域フィルタ(HPF)の特性なので、(1) は誤りです。
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【ほかの選択肢】
(2) 受信機とアンテナの間にフィルタを入れて、不要な周波数の信号を減衰させる使い方ができます 正しい
(3) 遮断周波数は、減衰量が通過域の平坦な部分より3〔dB〕増える周波数です 正しい
(4) 定K形のπ形低域フィルタで、直列のインダクタンスをL、両端の静電容量をそれぞれC/2とすると、fc = 1/(π√LC) です 正しい
【見分け方】
直列にL、並列にCならLPF。直列にC、並列にLならHPFです。「高い周波数でLは通しにくく、Cは通しやすい」から判断できます。
出典:2026年(令和8年)5月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-5(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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