装塡に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
発破の方法 第5問
装塡に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)正起爆法は、発破孔内の装薬列において親ダイを口元側に置く起爆方法である。
- (2)正起爆法による場合の親ダイは、親ダイに挿入した雷管の管底を増ダイの方に向けて装塡する。
- (3)込め棒は、摩擦、衝撃、静電気などによる爆発を生ずるおそれのない安全でまっすぐな木、両端を木栓で塞いだ塩ビ管などで、薬径より幾分太いものを使用する。
- (4)込め物は、20%程度の水を含んだ粘土、10%程度の水を含んだ砂又はこれらの混合物が有効である。
- (5)明りの盤下げ発破やベンチ発破のような下向き孔の塡塞は、薬包状に成型した込め物を込め棒で押し込む方法が一般的である。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でない記述です。
明りの盤下げ発破やベンチ発破のような下向き孔の塡塞は、込め物を孔に投入する方法が一般的です。「薬包状に成型した込め物を込め棒で押し込む」のは、上向き孔や水平孔の方法です。
【向きによる塡塞の違い】
下向き孔 重力で落ちていくので、投入するだけでよい
上向き孔・水平孔 落ちてしまうので、薬包状に成型して
込め棒で押し込む
当たり前のことですが、どちら向きの孔かで方法が変わります。下向きの孔にわざわざ押し込む必要はありません。
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【ほかの選択肢】
(1) 正起爆法は、発破孔内の装薬列において親ダイを口元側に
置く起爆方法 適切
(2) 正起爆法による親ダイは、雷管の管底を増しダイの方に向けて
装塡する 適切
(3) 込め棒は、摩擦、衝撃、静電気などによる爆発を生ずる
おそれのない安全でまっすぐな木、両端を木栓で塞いだ塩ビ管
などで、薬径より幾分太いものを使用する 適切
(4) 込め物は、20%程度の水を含んだ粘土、10%程度の水を
含んだ砂又はこれらの混合物が有効 適切
【正起爆法と逆起爆法】
正起爆法 親ダイを口元側に置く
雷管の管底を孔底(増しダイ)の方へ向ける
→ 一般的だが、段発発破でカットオフのおそれ
逆起爆法 親ダイを孔底に置く
→ カットオフを防げるが、静電気に弱い
【カットオフ】
先に爆発した孔の衝撃で、まだ爆発していない孔の脚線や装薬列が切断されること
段発発破では時間差をつけるので、この危険があります。親ダイが奥にある逆起爆法なら、切断されにくくなります。
【込め棒が薬径より太いわけ】
細いと、薬包の間にもぐり込んでしまう
薬包を突き破れば、摩擦や衝撃で爆発するおそれがあります。太ければ、薬包の端に当たって止まります。
【込め物に水を含ませるわけ】
適度な湿りけがあると、孔壁に密着してよく詰まる
乾いた砂では隙間ができ、ガスが吹き抜けてしまいます。
出典:発破技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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