ボイラーの熱損失に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…

燃料及び燃焼に関する知識 第30問

ボイラーの熱損失に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 燃えがら中の未燃分による損失は、ガスだきではほぼゼロであるが、油だきでは5%程度である。B 不完全燃焼ガスによる損失は、燃焼ガス中にCO、H₂などの未燃ガスが残ったときの損失である。C ボイラー周壁からの放熱損失[%]は、ボイラーの容量が大きいほどその割合は大きくなる。D ボイラーの熱損失には、吹出しや漏れによる損失も含まれる。

正答 (5)
正答は (5)。B,Dが適切です。 【A 適切でない】 燃えがら中の未燃分による損失は、油だきでもほぼゼロです。5%程度ではありません。 そもそも油やガスを燃やしても、燃えがら(灰)がほとんど出ません。この損失が問題になるのは、石炭だきのように固形の燃えがらが残る場合です。 【C 適切でない】 ボイラー周壁からの放熱損失の割合は、容量が大きいほど小さくなります。大きくなる、では逆です。 放熱は外側の表面積に応じて起こりますが、発生する熱は容積に応じて増えます。大きくなるほど、表面積の増え方より中身の増え方が勝つので、割合としては小さくなります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【B 適切】 不完全燃焼ガスによる損失は、燃焼ガス中にCO、H₂などの未燃ガスが残ったときの損失です。 【D 適切】 ボイラーの熱損失には、吹出しや漏れによる損失も含まれます。 【熱損失の内訳】 排ガス損失  いちばん大きい。排ガスが熱を持ったまま出ていく 不完全燃焼ガスによる損失 燃えがら中の未燃分による損失 放熱損失 吹出し・漏れによる損失 【排ガス損失を減らす手立て】 エコノマイザ、空気予熱器で熱を回収し、空気比を下げる 効率を上げる工夫のほとんどが、この最大の損失に向けられています。

出典:一級ボイラー技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「燃料及び燃焼に関する知識」のほかの問題

  1. 2024年下半期(2025年4月公表) 第30問重油燃焼ボイラーの低温腐食などに関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
  2. 2025年上半期(2025年10月公表) 第28問ボイラーの通風に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
  3. 2025年下半期(2026年4月公表) 第26問ボイラーの重油バーナに関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
  4. 2023年上半期(2023年10月公表) 第24問ボイラーにおける重油の燃焼に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せ
  5. 2023年下半期(2024年4月公表) 第22問ボイラー用気体燃料に関し、次のうち適切でないものはどれか。
  6. 2023年下半期(2024年4月公表) 第30問重油燃焼ボイラーの低温腐食などに関し、次のうち適切でないものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク