下図に示す炉筒煙管ボイラー(断面)で、運転中、維持しなければならない最低の水位(安全低水面)を示す位置及びその数値の組合…
ボイラーの取扱いに関する知識 第12問
下図に示す炉筒煙管ボイラー(断面)で、運転中、維持しなければならない最低の水位(安全低水面)を示す位置及びその数値の組合せで、適切なものは次のうちどれか。
- (1)位置: A 数値: 50mm
- (2)位置: A 数値: 75mm
- (3)位置: A 数値: 100mm
- (4)位置: B 数値: 75mm
- (5)位置: B 数値: 100mm
正答 (2)
正答は (2)。位置はA、数値は75㎜です。
安全低水面は、いちばん高い伝熱面を基準に決めます。図では煙管の最上部が炉筒より高い位置にあるので、煙管が基準になります。
【安全低水面の決まり方】
煙管が高い場合 煙管最高部から75㎜上
炉筒が高い場合 炉筒最高部から100㎜上
図のAは、安全低水面から煙管の上端までの距離を示しています。ここが75㎜です。Bはそれより下まで伸びており、基準にはなりません。
【高いほうを基準にするわけ】
低いほうに合わせると、高いほうが水面から出てしまう
解説の続きをみる続きを閉じる
水から出た伝熱面は冷やされません。火炎や燃焼ガスにあぶられ続けて過熱し、膨出や破裂に至ります。
【炉筒のほうが余裕を多くとるわけ】
炉筒は火炎に直接さらされる
煙管を通るのは、いくらか熱を渡したあとの燃焼ガスです。受ける熱の激しさが違うので、余裕も変えてあります。
【この数値が効いてくる場面】
水面計の取付け位置、験水コックの最下位の位置
どちらも安全低水面を基準に決まります。水位を見張るしくみは、すべてこの一本の線に紐づいています。
出典:一級ボイラー技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「ボイラーの取扱いに関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第12問ボイラーの送気始めの蒸気弁などの開き方に関し、次のうち適切でないものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第20問ボイラーの腐食に関する次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、適切
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第18問ボイラー水中の不純物に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第16問ボイラーの水位検出器の点検及び整備に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第14問ボイラーの安全弁の調整及び試験に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあ
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第12問ボイラーの運転中の取扱いに関し、次のうち適切でないものはどれか。
スポンサーリンク


