ボイラーの燃料の燃焼により発生するNOₓの大気中への放出の抑制方法として、適切でないものは次のうちどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第28問
ボイラーの燃料の燃焼により発生するNOₓの大気中への放出の抑制方法として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)燃焼域での酸素濃度を低くする。
- (2)空気予熱器を設けて燃焼温度を高くする。
- (3)高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を短くする。
- (4)排煙脱硝装置を設置する。
- (5)排ガス再循環法によって燃焼させる。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
空気予熱器を設けて燃焼温度を高くすれば、NOₓは増えます。抑制方法ではありません。
NOₓの多くは、空気中の窒素が高い温度で酸素と結びついてできます(サーマルNOₓ)。温度が上がるほど、急に増えます。燃焼用空気を温めれば火炎温度が上がるので、逆向きの手になります。
【NOₓの抑制方法】
燃焼域での酸素濃度を低くする
燃焼温度を低くし、特に局所的高温域が生じないようにする
高温燃焼域における燃焼ガスの滞留時間を短くする
窒素分の少ない燃料を使用する
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二段燃焼法を採用する
排ガス再循環法によって燃焼させる
排煙脱硝装置を設置する
【温度・時間・酸素】
サーマルNOₓは、この三つが増えるほど多くなる
三つとも減らす向きに手を打つ、というのが抑制の基本です。
【排ガス再循環法】
燃焼ガスの一部を、燃焼用空気に混ぜて炉へ戻す
酸素の薄い気体が混じるので、酸素濃度が下がります。同時に、その気体を温めるぶん火炎温度も下がります。一手で二つに効きます。
【二段燃焼法】
まず空気を絞って燃やし、あとから残りの空気を入れて燃やし切る
前半は酸素が少なく、後半は温度が下がっています。
【空気予熱器の立場】
効率は上がるが、NOₓは増えることがある
出典:二級ボイラー技士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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