重油燃焼によるボイラー及び附属設備の低温腐食の抑制方法に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
燃料及び燃焼に関する知識 第24問
重油燃焼によるボイラー及び附属設備の低温腐食の抑制方法に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)燃焼室及び煙道への空気漏入を防止し、煙道ガスの温度の低下を防ぐ。
- (2)燃焼ガス中の酸素濃度を下げ、二酸化硫黄から三酸化硫黄への転換を抑制し、燃焼ガスの露点を下げる。
- (3)給水温度を下げ、エコノマイザの伝熱面の温度を低く保つ。
- (4)硫黄分の少ない重油を選択する。
- (5)重油に添加剤を加え、燃焼ガスの露点を下げる。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
給水温度は下げるのではなく上げて、エコノマイザの伝熱面の温度を高く保ちます。
低温腐食は、燃料中の硫黄分からできた硫酸が、温度の下がった伝熱面で結露して金属を侵す現象です。面の温度が露点を下回らなければ、結露は起こりません。だから温度を上げます。
給水が冷たければ、その水が通るエコノマイザの面も冷たくなります。それを避けるために、給水加熱器を使ったり、出口の給水を入口に再循環させたりします。
【低温腐食の抑え方】
空気漏入の防止 燃焼室及び煙道への空気漏入を防ぎ、煙道ガスの温度の
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低下を防ぐ
低空気比燃焼 燃焼ガス中の酸素濃度を下げ、二酸化硫黄から三酸化硫黄への
転換を抑制し、燃焼ガスの露点を下げる
燃料の選択 硫黄分の少ない重油を選ぶ
添加剤 重油に加え、燃焼ガスの露点を下げる
表面温度 給水温度を上げ、伝熱面の温度を高く保つ
【三つの向きの対策】
硫酸をつくらせない 低空気比、硫黄分の少ない燃料、添加剤
結露させない 表面温度を上げる、ガス温度を下げない
結露しても侵されない 耐食材料
【低空気比が二重に効くわけ】
酸素が減ればSO₃が減り、SO₃が減れば露点も下がる
出典:二級ボイラー技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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