次の図は、左に溶接部の実形を、右にはそれに対応する記号表示を示しているが、実形と記号表示との組合せとして適切なものはどれ…
溶接施行方法の概要に関する知識 第15問
次の図は、左に溶接部の実形を、右にはそれに対応する記号表示を示しているが、実形と記号表示との組合せとして適切なものはどれか。
正答 (3)
正答は (3)。
(3) の実形は、両側から45°の開先を取った継手で、開先深さは上下とも10、ルート間隔は2です。記号表示も、基線の上下に対になった記号を置き、45°、10、2を示しています。
実形と記号が対応しています。
【ほかの組合せが合わないわけ】
(1) 実形は脚長7と9の不等脚すみ肉溶接。不等脚の脚長は「7×9」のように書く。記号表示のように分数の形で並べる書き方はしない
(2) 記号の左に書く数字は開先深さ。実形の開先深さは10なのに、記号表示は板厚の12になっている
(4) レ形開先の記号は、垂直な線を左側に書く決まり。記号表示では、これが左右逆になっている
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(5) 実形は、60°の側の開先深さが16、90°の側が9。記号表示では、この深さと角度の組合せが入れ替わっている
【溶接記号の読み方の基本】
基線の下側に記号 → 矢の側を溶接する
基線の上側に記号 → 矢の反対側を溶接する
基線の上下に対で記号 → 両側を溶接する(X形、K形)
【数字の置き場所】
記号の左 開先の深さ(すみ肉なら脚長)
記号の中 ルート間隔
記号の外側 開先角度
記号の右 溶接長さ、ピッチなど
【すみ肉溶接の脚長の書き方】
等脚 「6」のように一つだけ書く
不等脚 「7×9」のように×でつないで書く
【レ形・J形の記号の向き】
垂直な線は、必ず左側に書く
開先を取らない側を垂直な線、開先を取る側を斜めの線で表します。向きが決まっているので、左右を裏返すと別の意味になります。
【板厚と開先深さは別】
板厚16mmの板に、深さ10mmの開先を取ることもある
記号に書くのは、板厚ではなく開先の深さです。(2)は、この取り違えをそのまま形にした選択肢です。
【まず記号の位置を見る】
上か、下か、両側か
これだけで、候補がかなり絞れます。
出典:普通ボイラー溶接士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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