軟鋼用被覆アーク溶接棒の各必須区分記号について、下記のア~オの位置の記号の説明として、適切でないものは次のうちどれか。…
溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識 第22問
軟鋼用被覆アーク溶接棒の各必須区分記号について、下記のア~オの位置の記号の説明として、適切でないものは次のうちどれか。JIS Z 3211-E XX XX - XXX X U L HX(下線の位置)ア: E イ: 初めのXX ウ: 次のXX エ: XXX オ: X
- (1)ア 被覆アーク溶接棒の記号
- (2)イ 溶着金属の降伏点の記号
- (3)ウ 被覆剤の種類の記号
- (4)エ 溶着金属の主要化学成分の記号
- (5)オ 溶接後熱処理の有無の記号
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
「イ」の位置は、溶着金属の降伏点の記号ではなく引張強さの記号です。
【記号の並びと意味】
ア E 被覆アーク溶接棒の記号 正しい
イ 最初の2けた 溶着金属の引張強さの記号 誤り
ウ 次の2けた 被覆剤の種類(系統)の記号 正しい
エ 3けた 溶着金属の主要化学成分の記号 正しい
オ その次の1字 溶接後熱処理の有無の記号 正しい
降伏点を表す記号は、この区分記号の中にありません。
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【例で読む】
E4916 なら
E 被覆アーク溶接棒
49 溶着金属の引張強さ(490N/mm² 以上)
16 被覆剤の系統(低水素系)
数字の49が、そのまま強さ(単位はN/mm² の10分の1)を表しています。
【被覆剤の系統の番号】
03 ライムチタニヤ系
10、11 高セルローズ系
13 高酸化チタン系
15、16 低水素系
19 イルミナイト系
27 鉄粉酸化鉄系
系統の番号は、溶接姿勢や使える電流の種類とも結び付いています。
【溶接後熱処理の記号】
A 溶接したままの状態で試験したもの
P 溶接後熱処理をして試験したもの
AP どちらの状態でも規格を満たすもの
【引張強さと降伏点】
引張強さ 破断までの最大荷重 ÷ 元の断面積
降伏点 変形が急に進みはじめる点の応力
どちらも材料の強さの指標ですが、記号に使われているのは引張強さのほうです。
出典:普通ボイラー溶接士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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