船内荷役作業主任者(以下、本問において「作業主任者」という。)の選任及び職務に関する記述として、法令上、正しいものは次の…
関係法令 第15問
船内荷役作業主任者(以下、本問において「作業主任者」という。)の選任及び職務に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
- (1)事業者は、総トン数400tの船舶において、荷を積み、荷を卸し、又は荷を移動させる作業については、揚貨装置を用いないで行うものであっても、作業主任者を選任しなければならない。
- (2)作業主任者は、揚貨装置運転士免許を有する者のうちから選任しなければならない。
- (3)事業者は、作業主任者に、通行設備、荷役機械、保護具並びに器具及び工具を点検整備させるとともに、これらの使用状況を監視させなければならない。
- (4)事業者は、作業主任者に、作業の方法を決定させるとともに、作業を直接指揮させなければならない。ただし、業務の都合上やむを得ない場合であって、あらかじめ周辺の作業者との連絡調整を行ったときは、この限りでない。
- (5)事業者は、作業主任者を選任したときは、遅滞なく、選任報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
正答 (3)
正答は (3)。これが正しい記述です。
事業者は、船内荷役作業主任者に、通行設備、荷役機械、保護具並びに器具及び工具を点検整備させ、これらの使用状況を監視させなければなりません。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 選任が要らないのは、総トン数500t未満の船舶で、揚貨装置
を用いないで行う作業だけ。400tで揚貨装置を用いないので、選任は要らない
(2) 船内荷役作業主任者技能講習を修了した者のうちから選任
する。揚貨装置運転士免許ではない
(4) 作業の方法を決定し、作業を直接指揮させる。
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「ただし」以下のただし書きは存在しない
(5) 作業主任者の選任報告書を提出する義務はない
【作業主任者の職務の型】
作業の方法を決定し、作業を直接指揮する
器具、工具、保護具などを点検整備し、使用状況を監視する
安全帯や保護帽の使用状況を監視する
決める・指揮する・点検する・監視する。どの作業主任者でも、この型は共通です。
【選任の要件】
船舶での荷の積卸し等の作業(総トン数500t未満の船舶で、揚貨装置を用いないで行うものを除く)
500t以上の船舶なら、揚貨装置を用いるかどうかにかかわらず選任します。500t未満でも、揚貨装置を用いる作業なら選任が要ります。除かれるのは、500t未満で揚貨装置も用いない作業だけです。設問(1)は400tで揚貨装置を用いないので、これに当たります。
【免許と技能講習を取り違えない】
揚貨装置運転士 免許(運転する人)
船内荷役作業主任者 技能講習(作業を指揮する人)
運転する資格と、指揮する資格は別です。
【ただし書きを足す手口】
「ただし、やむを得ない場合であって…この限りでない」
もっともらしい例外を付け足して、義務を骨抜きにする作りです。作業主任者が直接指揮することに、例外はありません。
【選任の報告】
作業主任者の選任には、報告書の提出義務はない
報告が要るのは、総括安全衛生管理者、衛生管理者、産業医です。
出典:揚貨装置運転士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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