図のように、水平な床面に置いた質量Wの物体を床面に沿って引っ張り、動き始める直前の力Fの値が490Nであったとき、Wの値…

揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識 第36問

図のように、水平な床面に置いた質量Wの物体を床面に沿って引っ張り、動き始める直前の力Fの値が490Nであったとき、Wの値は(1)~(5)のうちどれか。ただし、接触面の静止摩擦係数は0.5とし、重力の加速度は9.8m/s²とする。

揚貨装置運転士 2025年下半期(2026年4月公表) 第36問の図
正答 (2)
正答は (2)。100㎏です。 【使う式】 最大静止摩擦力 = 静止摩擦係数 × 垂直抗力 水平な床の上なので、垂直抗力は物体にかかる重力と同じです。 F = μ × W × g 【当てはめる】 490 = 0.5 × W × 9.8 490 = 4.9 × W W = 490 ÷ 4.9 = 100㎏ 【つまずきやすいところ】 重力の加速度9.8を掛け忘れる → 490÷0.5=980㎏(選択肢(4)) 摩擦係数で割り忘れる     → 490÷9.8=50㎏
解説の続きをみる続きを閉じる
選択肢に980㎏が並んでいるのは、9.8を掛け忘れる誤りを待ち受けているからです。 【単位をそろえる】 力(N) = 質量(㎏) × 9.8 質量と力を混ぜないことが要点です。490は力(N)、求めるWは質量(㎏)です。 【摩擦力の性質】 接触面の面積には関係しない 垂直抗力に比例する 動き始める直前がいちばん大きい(最大静止摩擦力) 動き出すと小さくなる(動摩擦力) 面積に関係しないというのが、感覚に反するところです。広い面で押しても、狭い面で押しても、摩擦力は変わりません。 【静止摩擦係数と動摩擦係数】 静止摩擦係数 > 動摩擦係数 動かし始めるときがいちばん重く、動き出せば軽くなります。 【転がり摩擦】 ころを入れると、摩擦は大きく減る 重い荷を動かすときにころを使うのは、このためです。

出典:揚貨装置運転士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識」のほかの問題

  1. 2024年下半期(2025年4月公表) 第39問下記に掲げるAからCまでの図のとおり、同一形状で質量が異なる三つの荷を、それぞれ同じ長さ
  2. 2025年上半期(2025年10月公表) 第36問図のように、水平な床面に置いた質量Wの物体を床面に沿って引っ張り、動き始める直前の力Fの
  3. 2023年上半期(2023年10月公表) 第33問下記に掲げる物体の体積を求める計算式として、適切なものは次のうちどれか。
  4. 2023年下半期(2024年4月公表) 第31問図のようにO点に同一平面上の三つの力P₁、P₂、P₃が作用しているとき、これらの合力に最
  5. 2023年下半期(2024年4月公表) 第39問垂直につるした直径2cmの丸棒の先端に質量900 ㎏の荷をつり下げるとき、生じる引張応力
  6. 2024年上半期(2024年10月公表) 第37問図のように質量10㎏の荷を同じ長さの2本のロープを用いて2人でそれぞれ鉛直線に対し30°

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク