デリックに係る許可、設置、検査及び検査証に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。…
関係法令 第19問
デリックに係る許可、設置、検査及び検査証に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。ただし、設置から廃止までの期間が3年間で、設置作業場内の移設はないものとし、計画の届出に係る免除認定を受けていない場合とする。
- (1)つり上げ荷重4.9tのデリックを製造しようとする者は、原則として、あらかじめ、所轄都道府県労働局長の製造許可を受けなければならない。
- (2)つり上げ荷重3.9tのデリックを設置しようとする事業者は、当該工事の開始の日の30日前までに、デリック設置届を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
- (3)つり上げ荷重2.9tのデリックを設置した者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたデリックを除き、落成検査を受けなければならない。
- (4)デリック検査証の有効期間は、原則として2年であるが、所轄労働基準監督署長は、落成検査の結果により当該期間を2年未満とすることができる。
- (5)つり上げ荷重1.9tのデリックを設置した事業者は、設置後10日以内にデリック設置報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
つり上げ荷重0.5t以上2t未満のデリックを設置しようとする事業者は、設置後10日以内ではなく、あらかじめデリック設置報告書を所轄労働基準監督署長に提出します。
据え付けてから報告したのでは、設置の内容を事前に把握するという目的を果たせません。
【つり上げ荷重による区分】
0.5t未満 クレーン則の適用外
0.5t以上2t未満 あらかじめ設置報告書を提出
2t以上 工事開始の日の30日前までに設置届を提出し、
設置後は落成検査を受ける
解説の続きをみる続きを閉じる
2t以上 製造しようとする者は、あらかじめ
所轄都道府県労働局長の製造許可を受ける
【検査証について】
有効期間 原則として2年。所轄労働基準監督署長は、落成検査の結果により
当該期間を2年未満とすることができる
書替え 設置している者に異動があったときは、異動後10日以内
【当てはめる】
(1) 4.9t → 2t以上。製造許可 正しい
(2) 3.9t → 2t以上。30日前までに設置届 正しい
(3) 2.9t → 2t以上。落成検査 正しい
(4) 有効期間は原則2年 正しい
(5) 1.9t → 2t未満。あらかじめ設置報告書 誤り
【「30日前まで」と「あらかじめ」の違い】
30日前まで 内容を審査する時間が要るもの
あらかじめ 知らせておけば足りるもの
規模が小さいものは、手続きも軽くなっています。2tが境目です。
【有効期間が2年なわけ】
クレーン・デリックは2年、ボイラーは1年
出典:クレーン・デリック運転士(限定なし) 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第19問デリックの運転及び玉掛けの業務に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第17問クレーン・デリック運転士免許及び免許証に関するAからEまでの記述について、法令上、正しい
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第15問クレーンの自主検査及び点検に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第13問次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第11問建設物の内部に設置する走行クレーン(以下、本問において「クレーン」という。)に関する記述
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第19問次の文章はデリックの巻過ぎの防止に係る法令条文であるが、この文中の[ ]内に入れるA及
スポンサーリンク

