単導体方式と比較して,多導体方式を採用した架空送電線路の特徴として,誤っているものは。…
一般問題 第18問
単導体方式と比較して,多導体方式を採用した架空送電線路の特徴として,誤っているものは。
- イ電流容量が大きく,送電容量が増加する。
- ロ電線表面の電位の傾きが下がり,コロナ放電が発生しやすい。
- ハ電線のインダクタンスが減少する。
- ニ電線の静電容量が増加する。
正答 ロ
正答は (2)。
【結論】
多導体方式は、1相の電線を複数の素導体に分け、スペーサで間隔を保って張る方式です。電線の表面の電位の傾き(電界の強さ)が下がるので、コロナ放電は発生しにくくなります。「発生しやすい」とした(2)(ロ)が誤りです。
【正しい選択肢】
(1) 電流容量が大きく、送電容量が増加する電線の表面積が増えて放熱がよくなり、多くの電流を流せます
(3) 電線のインダクタンスが減少する1相の電線を太い1本の電線と同じように見なせるので、インダクタンスが小さくなります
(4) 電線の静電容量が増加するインダクタンスとは逆に、静電容量は大きくなります
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【コロナ放電とは】
電線の表面の電界が強くなると、周りの空気が部分的に絶縁破壊を起こし、音や光を出す放電が起こります。これがコロナ放電で、電力の損失や電波障害の原因になります。電線を太くするか、多導体にして電界を弱めれば抑えられます。
【間違えやすい点】
(2)の前半「電位の傾きが下がり」は正しい内容です。後半の「発生しやすい」で誤りになります。前半と後半のつながりを確かめてください。
出典:令和5年度第一種電気工事士学科試験 問18(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ
最終更新日
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