図のような交流回路で,負荷に対してコンデンサC を設置して,力率を100 %に改善した。このときの電流計の指示値は。…
一般問題 第4問
図のような交流回路で,負荷に対してコンデンサC を設置して,力率を100 %に改善した。このときの電流計の指示値は。
- イ零になる。
- ロコンデンサ設置前と比べて変化しない。
- ハコンデンサ設置前と比べて増加する。
- ニコンデンサ設置前と比べて減少する。
正答 ニ
正答は (4)。
【結論】
負荷はコイルと抵抗の直列で、電流は電圧より遅れた位相になっています。負荷の電流は、電圧と同じ位相の有効分と、90°遅れた無効分に分けて考えられます。
コンデンサを負荷と並列に入れると、コンデンサには電圧より90°進んだ電流が流れます。これが負荷の遅れの無効分を打ち消します。力率を100%に改善すると無効分がなくなり、電流計には有効分だけが流れます。
設置前の電流 = √(有効分² + 無効分²)
設置後の電流 = 有効分だけ
電流計の指示値は、コンデンサ設置前と比べて減少します。
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【誤りの選択肢】
(1) 零になる 負荷の有効電力の分の電流は流れ続けるので、0にはなりません
(2) 変化しない 無効分の電流がなくなるので、変化します
(3) 増加する コンデンサの電流は負荷の遅れの電流を打ち消すので、合計は減ります
【力率改善の効果】
負荷そのものに流れる電流や消費電力は変わりません。変わるのは、コンデンサより電源側の電線を流れる電流です。電流が減るので、電線の電力損失や電圧降下も小さくなります。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問4(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ
最終更新日
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