毎分20Lの呼吸を行う潜水者が、水深10mにおいて、内容積16L、空気圧力19MPa(ゲージ圧力)の空気ボンベを使用して…

送気、潜降及び浮上 第12問

毎分20Lの呼吸を行う潜水者が、水深10mにおいて、内容積16L、空気圧力19MPa(ゲージ圧力)の空気ボンベを使用してスクーバ式潜水により潜水業務を行う場合の潜水可能時間に最も近いものは次のうちどれか。ただし、空気ボンベの残圧が5MPa(ゲージ圧力)になったら浮上するものとする。

正答 (4)
正答は (4)。約 56 分です。 スクーバの潜水可能時間は、三つの段階で求めます。使える空気の量を出し、その深度での毎分の消費量を出し、割ります。 使える圧力 = 19MPa - 5MPa = 14MPa(ゲージ圧力) 使える空気の量 = 内容積 × 使える圧力を気圧に直した値 = 16L × 140 = 2,240L(大気圧に換算した量) 水深10m の絶対圧力 = 0.1MPa + 0.1MPa = 0.2MPa = 2 気圧 毎分の消費量 = 20L × 2 = 40L
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潜水可能時間 = 2,240L ÷ 40L = 56 分 つまずきやすいのは二か所です。 一つは、残圧 5MPa を引くのを忘れることです。19MPa をそのまま使うと 2,240L ではなく 3,040L になり、76 分という選択肢にない値が出ます。 もう一つは、深度による消費量の増加を忘れることです。水深10m では気体が半分の体積に縮んでいるので、同じ呼吸をしても 2 倍の空気を使います。ここを落とすと 112 分になります。 スクーバの潜水可能時間 使える空気量 = ボンベの内容積 × (充塡圧力 - 残圧)を気圧にした値 毎分の消費量 = 地上での毎分呼吸量 × その深度の絶対圧力(気圧) 潜水可能時間 = 使える空気量 ÷ 毎分の消費量 絶対圧力(気圧)の出し方 水深10m → 2 気圧  水深20m → 3 気圧 水深30m → 4 気圧  水深40m → 5 気圧 水深が 10m 増えるごとに 1 気圧ずつ増える 1MPa はおよそ 10 気圧。14MPa なら 140 を掛ける 残圧を引き、深度で割り増す。この二つを忘れなければ確実に解けます。 出典:スクーバ式潜水における空気消費量の計算

出典:潜水士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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