直径6mmの鋼線の先端に質量180kgの荷をつり下げるとき、鋼線に生じる引張応力の値に最も近いものは(1)~(5)のうち…
林業架線作業に必要な力学に関する知識 第40問
直径6mmの鋼線の先端に質量180kgの荷をつり下げるとき、鋼線に生じる引張応力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8 m/s²とし、鋼線の質量は考えないものとする。
- (1)16N/mm²
- (2)31N/mm²
- (3)62N/mm²
- (4)64N/mm²
- (5)94N/mm²
正答 (3)
正答は (3)。約62ニュートン毎平方ミリメートル です。
【鋼線の断面積】
半径 = 6 ÷ 2 = 3mm
断面積 = 3 × 3 × 3.14 = 約28.3平方ミリメートル
直径6mmなので、半径は3mmです。直径のまま2乗しないよう気をつけます。
【荷重】
180 × 9.8 = 1764N
【引張応力】
応力 = 荷重 ÷ 断面積
= 1764 ÷ 28.3
= 約62
【応力の求め方】
応力 = 荷重 ÷ 断面積
分母は長さではなく面積です。単位がニュートン毎平方ミリメートルであることからも、面積で割ると分かります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 16 断面積を4倍にしてしまった場合
(2) 31 断面積を2倍にしてしまった場合
(4) 64 62に非常に近い数字
(5) 94
(4)が紛らわしい選択肢です。62と64では、計算の途中を
少し雑にすると区別がつきません。πを3.14で計算し、最後まで丁寧に割る必要があります。
1764 ÷ 28.26 = 62.4
【直径と半径】
直径が2倍 → 断面積は4倍
2乗で効くので、半径の取り違えは答えを4倍ずらします。
(1)の16は、直径6mmをそのまま半径に使った場合の値に近い
ところにあります。
【太いほど丈夫なわけ】
同じ荷重でも、断面積が大きければ応力は小さい
鋼線を太くするのは、応力を下げるためです。
【軟鋼の引張強さ】
400ニュートン毎平方ミリメートル前後
62ならまだ余裕がありますが、繰り返し使えば疲労します。
出典:林業架線作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「林業架線作業に必要な力学に関する知識」のほかの問題
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第40問直径1cmの鋼線の先端に質量200kgの荷をつり下げるとき、鋼線に生じる引張応力の値に最
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第38問物体の運動に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第36問物体の重心及び安定に関するA~Dの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれ
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第34問図のように、質量1tの荷を2本のスリングを用いて、スリングの角度30°でつるとき、1本の
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第32問物体に作用する力に関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第40問直径6mmの鋼線の先端に質量90kgの荷をつり下げるとき、鋼線に生じる引張応力の値に最も
スポンサーリンク

